ひぐらし引きこもり日記５　桜

来週の展示会搬出には行かなくていいことになったので、とうとう私のスケジュール表は2か月間空白になった。本当に世の中何が起こるかわからないもんだ。
今日はクロネコのお兄さんが玄関前に荷物を置いて行ってくれたので、接触者０、っていうか私って普段の暮らしでは誰にも会わない一日なんだって改めて思った。基本的に一人が好きな女性は多いですね。アメリカの森林監視員は究極の孤独に耐えてひたすら監視塔で山火事を見張る暮らしだそうですが、女性が向いているって記事を読んだことがあります。そういえば去年介護を続けてきた母が亡くなって独り暮らしになった時も、さぞ淋しくなるだろうと思ってたらまったく平気だったので自分にびっくりした。というわけで別にわざわざ引きこもり生活って言うこともないが、惰性で日記を飽きるまで続けてみようと思う。

今日は工房の大掃除と裏庭の雑草狩り。裏庭といっても父が畑やってた土地なのでかなり広い。個人的には荒れ地が好きなので基本ほったらかしだが、枯れすすきが景観を邪魔してたので刈り取った。上の写真は置いてあるベンチの前に藤袴が生えてきて邪魔になってるところ。以前秋の七草を植えてみたけれど、シカさんとイノシシさんのおかげで他の草はもういない。生き残った藤袴は湿気が多い裏庭が気に入ったのか繁殖している。それを目当てに秋になるとアサギマダラが立ち寄ってくれる。これはとてもドキドキする楽しみだ。

樹勢が衰えていた桜の老木がとうとう４年前に枯れたので、京都から珍しいしだれ桜をお取り寄せして植えてみた。これだけはシカたちから死守したいので、しっかりと柵で囲んでいる。何年か後にシカが届かない高さになって晴れて柵を取り外せるのが楽しみだ。それまで元気で頑張らねば！
毎年この季節には全国の桜を見に行くのだけど、今年はコロナくんのおかげで無理だった。ちょっと憂鬱になっていたら同級生が去年の吉野の花見写真をどっさり送ってくれた。おすそ分けしますね。

赤穂緞通工房ひぐらしG wrote #日記 #桜