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ひぐらし引きこもり日記16 五月

定点季節観察の柿の木はすっかり葉っぱが濃ゆく大きくなって、向かいの鹿久居島がもうすぐ見えなくなる。山はつつじが咲き終わって藤が盛りになった。

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今日は久しぶりに出かけて予約されたお客さまのお相手をしてきました。
お客さま3人とスタッフ2名、マスクをして距離を取って接客。
ついでにオンライン展示会の打ち合わせ。ゆる~い販売体制の赤穂緞通ですが、6月に予定していた展示会が無くなったので重い腰を上げました。でもオンラインで売ってしまうと来年に予定しているリアル展示会への在庫が溜まりません。もっと量産すればよいのですが、それは自らの首を絞めることにつながります。私は連休前半に試作に掛かっていた丸型の赤穂ギャベを10段ほどハセた後、ほどいてしまいました。縁のカーブに美しさが足りないので一からやり直し。。でも元々世の中の進歩?に逆らって手織り絨毯を作る動機はそれが一番美しいから、という一点のみ。手織りだからいいのではなくて、美しいものを作ろうとしたら手織りでやるしかないから。例えば機づくりで、麻ロープは扱いが大変だから今時のロープに代えたら、調節がうまくできなくて仕上がりが息が詰まるような感じになってしまった、とか。縦糸横糸に揉みこむ糊は餅粉米粉を混ぜて自分で炊いて作るのも、市販の糊は使い物にならないから、です。そのようにして手間暇をかけて作ったモノは緞通に限らず美しいモノになります。
それにしても、いつもは赤穂御崎に一番人が押し寄せるゴールデンウィーク、自粛が行き届いて行き交う車もまばらで寂しい気配。複雑な気持ちです。

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久しぶりに人と会うと頂き物があって嬉しい!手作りクッキーとスナップエンドウ。かつては集落を一回りしたら野菜には困らなかったけど、最近は鹿さんと高齢化のせいで野菜をいただくことも少なくなった。でもこのコロナ渦で暇ができて、知り合いが何人か畑作りを始めています。興味津々で進行具合を見ていますが(SNSで)、近場のオトオダチにはコロナ渦が終わったら口実を付けて会いに行かなくちゃ。新しい野菜の供給元!

赤穂緞通工房ひぐらしG wrote #日記 #赤穂緞通 #赤穂ギャベ

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