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東大寺、拝観料を値上げ 下らないニュース解説番外編その42

暑くなったり寒くなったり本当に11月かと思う今日このごろのニュースはこちら。

ここ数年で2回入ったから当分の間行かんでええわ、それよりも春日大社って神社なのに入場料とるよね、あれ何とかならんのかいなというのが第一印象。

アンコールワットの入場料が確か現在のレートで5,000円超なので、世界的にみればまだ安いといえば安いのかもしれませんが、アンコールワットは1日中滞在できるほどの見応えがあるみたいなので、日本の宗教施設は割高といえるでしょう。

現在法隆寺1,500円、唐招提寺1,000円だったか、随分値上がりしたなあと思ってしまいます。どちらも見応えはあるにはあるんだけど。

あと「見応え」といえばやっぱ伏見稲荷なので、そのうち伏見稲荷も入場料とるようになったりして、などと思ってしまいました。

しかしアレですな、二十数年前に偶然通りがかっただけの私を火焚祭にお誘いいただき、そのおかげかどうか分からないけど東大に合格させていただいた頃の伏見稲荷は、もっと静かで厳かだったのに、今や外国人観光客やら売店やらでアミューズメントパークみたいになっておりますな。

なんかちいかわショップまでできてるし。

なんで伏見稲荷にちいかわショップがあんだよ!
教えはどうなってんだ教えは!
2001年12月に参加させていただいた火焚祭の授与品。
記念品は手ぬぐいで、真ん中の袋には「高天の原に神留り坐す…」という皆でよんだ祝詞とか入っている。
右の御札は「三枚のおふだ」よろしく3枚あるのだが、ピンチが少なかったためかまだ1枚しか使用していない。

「ここから出ていけ。私の父の家を商売の家にするな!」と、ロープ片手にスタンハンセンの如く暴れたキリストの気持ちが少し分かる気がしますヮ。

お守りも高騰している

そんなわけで拝観料が軒並み値上がりしているのですが、拝観料以上に値上がりしているのがお守り。

最近だと800円とか1000円がデフォになってきて、お守りコレクターの私ですら、錦の袋に紙切れが入っているのが1000円とか流石にありえんやろと思い始めてまいりました。

私が知る一番極端なのが、一条戻橋にあるあの晴明神社のお守りで、私が初めてお参りしたり東大合格後にお礼参りした際は「向上守り」や「陰陽守り」は1つ300円だったのに、今では1200円になっているではありませんか!(しかも一般守りのデザイン変わってるし)

大学時代にずっと外に出していたからちょっと色褪せている。

値段が4倍てロレックスデイトナか何か?

金の問題じゃないのは重々承知なのですが、せめて「錦袋に紙切れ入れただけ」は止めて、ミナミの法善寺みたいに素材を金属製にしたり、諏訪大社みたいに引っこ抜いた御柱を素材にしたり、あとは四天王寺の亀みたいに南部鉄器製にしたりとか、何かしらの工夫をしないと、単に値上げしただけでは売れなくなるんじゃないでしょうか。(錦袋に紙切れだとそんなに原価が高騰しているとは思えないし。逆に値上げしてない所のお守りは買いたくなる)

まあやっぱ大事なのは信仰心&その結果で金の問題じゃないのだろうけど、前々から言ってるように寺や神社は最早レジャーランドと化しているな、などと考えてしまうのですが、
こうみえても私は結構信心深いのよ、それを都合の良いように利用する人間にはそっぽを向くけど、と言いつつ今回はここまで。

応援、ありがとー