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読書メモ『ニューアース』

これは私があの『ニューアース』を読んだ際に記していたメモ書きです。
全部で8万字超え。

同時に英語版も読んでいたので、たまにメモの中に英語が混じったりしていますが、そんなに難しくない英語なので大丈夫でしょう。

ともかく、一節ずつ細かくメモっていったので、このメモ書きと解説文を読めば、何かよく分からない『ニューアース』がちょっとは実感できるようになります。

※2017年版、2016年版、2015年版メモも追加しました。11万字超え。これで君もニューアース博士だ!!(意味不明)


1章 私たちはいますぐ進化しなければならない The Flowering of Human Consciousness

一節:花,開く Evocation

・美の認識→Unmanifestedへの窓口Portal
・花々、宝石、小鳥、もちろん人間も含めたあらゆる生命体は、全ての源である一つの生命、一つの意識が一時的に形となって現れたもの。
・人間がある程度「今に在る」という本質的な生き方ができるようになり、外への静かで鋭敏な意識が芽生えると、生命の聖なる本質、全ての生命体に存在する意識を感じ取り、それが自分自身の本質でもあると気付いて愛するようになる。それまでは外形的な姿ばかりを見て、内なる本質には気付かない。もちろん自分自身をも肉体的および心理的な形が自分であると思い込む。
・So when you are alert and contemplate a flower, crystal, or bird without naming it mentally, it becomes a window for you into the formless. There is an inner opening, however slight, into the realm of spirit.
・ともかく、花をはじめとする自然のいたる所に感じられる「本質」に気付くことが、人類に運命付けられた変化である。

二節:変化をもたらすためのツール The Purpose of This Book

・本書の目的は、読者の意識を変化させること。新しい情報や信念を付け加えることではない。本書の内容もまあ重要だが、あくまで二次的なもの。新しい意識から生まれた本書自体が、意識に変容をもたらすためのツール。※だから内容だけ暗記してみてもダメ!
・本書を読んで「この思考は自分ではないんだ!」などという概念を植え付けようとしても、思考の追加や上塗りとなるだけで何の意味も効果もない。「新しい地」なんて現れない。
・本書の当事者は、私自身。私の思考ではなく意識が変化しなければ、全く意味なし。
・どうすれば意識が変わるか?→目覚める準備ができたとき。考えてどうこうなるものじゃない。
・目覚めとは何か?→思考で定義付けしても無駄。目覚めてのみ分かる。「ああこんな感じか」って。
・一旦「目覚め」というものを垣間みただけでも目覚めのプロセスが始まるには充分だし、始まったらもう後戻りはできない。
・目覚めに不可欠なことは、目覚めていない自分を自覚すること。思考パターン、習慣、価値観、行動パターン等の「形」に囚われている自分を認識すること。自分のみならず、人類に刷り込まれている価値観や思考パターンを認識すること。自覚していると自然と目覚めが分かる。要するに「今自分が考えている、やっていることに気付け!観察せよ!」ということ。「父よ、彼らをお許しください。彼らは自分が何をしているのか分からないのです」Luke23:34
☆なぜ目覚めていない自分を自覚することが、形に囚われている自分に気付くことが必要なのか?
一.エゴの仕組を知らないとエゴを認識できず、囚われ続けるから。(囚われているかいないかは、苦しみがあるかどうかで分かる)
二.認識そのもの、気付きそのものが目覚めの方法の一つだから。エゴや無意識と戦って押さえつけようとしても勝ち目は無いし、そもそも闇と戦えない。認識や気付きという光を照らすしか方法はない。自分というエゴのたった今の思考、無意識に気付くことができるのは「思考、エゴ、無意識を超えた何か」つまり全宇宙の知性である「意識」という光だから。エゴの思考や行動を観察できるのも、もちろんエゴを超えた「意識」。
・なので、本書を読んで小賢しい理論やら屁理屈を思考に付け加えようとしても無駄無駄。「気付き」と「観察」しかやることない。

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