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#日刊よくできました 13

【noteマガジンを更新する】

……ダメだ!前回この目標にした時もそうだったけれど、更新を目標にすると1日それを悪い意味で意識して過ごしてしまって逆に更新できなくなってしまう……。魂があまのじゃくなので、やらなければと思うほどできない。逆に今やらなくてもいいことばかりをしてしまう。私っていつからあまのじゃくなんだろう。やれと言われるとやりたくなくなるし、「やらなさそうだよね」と言われると絶対やってやると思うし、みんながかわいいって言ってるもののことはかわいいって言いたくないし、あんまりかわいいって言われてないものの可愛さを見つけて大声で言いたいし、今日だって明日に控えた持病の検査(大したことないので心配はしないでください)のために1日検査用のおかゆみたいなやつしか食べられないということを意識すればするほど味の濃いものやスウィーツが食べたくなって、今日の後半はずっと食べ物の画像を検索したり情報を集めたりしていた。今いちばん食べたいものはお寿司。あと焼きそば。チョコレート!普段なら別に何が食べたいかなんて考えもしていない時だってあるし、朝から夕方まで何かを食べることを忘れているなんてざらにあるのに、食べちゃダメだと言われれば言われるほど食べたくなる。好きな子をいじめちゃうような心理とも似たところがあるかしら、と思うとなんだかぞっとする。ちなみに前回同じように絶食をしてから検査を終えた時は、今日はおうどんとかお腹に優しいものを食べてくださいね、と医者に言われてはい!と元気よく返事したその足で速攻二件くらい隣にある鰻屋に入って特上鰻重を食べた。空腹を超えた空腹に染み渡る鰻重、ぜひ一度体験していただきたい。そのあとしっかりお腹が痛くなるところまで含めて。

今日は気圧の下降があまりに激しく、それによる身体の重さと1日まともにご飯を食べられない悲しみを混ぜ合わせて昼間の間はずっと寝ていた。たまに起きて、最近撮影してもらった写真のデータを見て、使う写真をセレクトしようとするものの、全部いいから全然選べず、ただお気に入りマークがついた写真が増え続けるだけになった。気晴らしに熱いお茶を入れて飲み、猫とベッドでごろごろして、窓の外を見ると雪がうっすらと積もっていた。降っているところは見られなかったけれど、近くの建物や木々が粉砂糖をまぶされたみたいになっていてかわいい。空腹の胃に鎮痛剤はよくない気がするので低気圧による頭痛も黙って耐えつつ、「凪のお暇」8巻を読む。ドラマ化もされた人気作品だけど、かなりの毒親が出てくる話でもあって、過干渉の親を持つ人々の間ではやばい作品として囁かれている。最近ずっとAV撮影の時に担当してくれているKさんという仲良しのヘアメイクさんにも「新刊やばいから!」とおすすめされていた。その方は出身高校がたまたま同じで、話せば話すほど趣味や趣向も一致し、読んでいる漫画やいいと思う音楽や好きなアイドルまで同じだったのでお互いそろそろ怖くなってくるほどだった。当然彼女は恋の行方を見る漫画としてではなく毒親のヤバさを語る漫画としてこの作品を語っていて、家庭環境が残す傷跡の深さをわかりあいながら、笑い飛ばす。個人的に最もいわゆる「毒親」的な現象が描かれている漫画の中でおそろし買ったのは押見修造さんの「血の轍」で、これに関しては怖すぎて新刊を追えていない。家族を描いた作品にはあまり興味がわかないことが多いのだけれど、家族としての理想像が達成されていない場合は別だった。それで言ったらこの前話したアリ・アスター監督の「ヘレディタリー」もそうで、世の中には家族が試練を乗り越えて絆を強めたり支えあったりする話が溢れているけれど、きっとただただだんだんと壊れていくだけの家族もたくさんあるのだと思う。それは特別不幸なことでも可哀想なことでもなくて、結構運だということ。人生には運がかなり大きく影響するけれど、それでも運が全てでは決してないということ。私は結構最後に勝てばOKというスタイルで生きているので、今楽しい分過去の楽しくなかったことも全部ちゃら。ややこしい自分も好きだと思った。


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