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東南アジア旅行ふり返り#9 ラオスでは体調を崩しまったので、早めに離れることに決めた

スローボートに乗ってラオスのルアンパバーンに到着しました。


到着して早々に、私たち夫婦は2人とも体調を崩してしまいました。
私は体調不良とともに気持ちも沈んできたので、予定を切り上げて次の国、ベトナムに行くことに決めました。

前回の記事はこちらです。



まずは旦那さんの腹痛から始まる

スローボートに乗って2日目の朝から、旦那さんのお腹の調子が悪くなり始めます。
朝に買った串焼きの油がギトギトで、さらに古い油だったようです。


ルアンパバーンに到着してから本格的にお腹がゴロゴロし初めたのでトイレを探しますが、なかなか見つかりません。
緊急事態のときこそ、トイレがなかなか見つからないように思います。

トイレが見つからないので予約していた宿に向かおうと思います。
川を渡ったところに宿があったので橋を渡ろうと思ったら、あるはずの橋がかかっていません!
なんで〜!!!


一刻を争う状況になってきたので、トゥクトゥクに乗ることにしました。
何だか話が通じていない気がしますが、とりあえず出発してもらいます。


橋の前でトゥクトゥクが止まります。


どうやら歩行者と2輪車専用の橋で車は通行できないようです。
トゥクトゥクに乗ってから300メートルくらいしか進んでいません。笑


旦那さんの顔にも脂汗が滲んできましたが、他に方法が無いので歩いて宿に向かいます。
私だったらお金を払ってカフェにあるトイレに入りますが、頑なに拒否します。


15分くらい歩いてやっと宿に到着します。
旦那さんにとって長い長い15分だったでしょう。
何とかトイレまで持ちこたえることができました。


3日目の朝に私が腹痛と共に目覚める

2日目はルアンパバーンをブラブラと歩いて散策しました。
そして3日目の早朝に腹痛と共に目が覚めました。
嫌な予感がします。
数年に一度のレベルの腹痛がやってきました。


お腹がよじれるような痛みで脂汗が出てきます。
トイレに行っても何も出てきてくれないので、もうどうしたら良いか分かりません。


原因は多分、昨日屋台で食べたクレープかな・・・。
作っているところを見ると、色々つっこみたくなってしまう衛生環境でした。
作ってくれた女の子がとても可愛らしかったので、残すのは悪い気がして全部食べてしまいましたが、そんな昨日の自分が恨めしく思えます。


私の中ではこのタイプの腹痛が、数ある体調不良の中でダントツナンバーワンで辛いです。
このときばかりは本気で神頼みをしてしまいます。
でも今回の大きな収穫は、仰向けの姿勢でいると一番痛みが和らぐということが分かったことです。


何かを気にする余裕が全く無いので、突然やってくる発作に備えてトイレに仰向けに横たわります。
少し落ち着いたらベッドに横たわって、トイレとベッドを行き来していました。


いつもはしばらく腹痛と闘っているうちに、体調が良くなってくるのですが、今回は熱まで上がってきました。
体調の悪化と共に、気持ちもどんどん後ろ向きになります。

体調と共に気持ちもどんどん後ろ向きになってきて、旅行に来た意味さえもよく分からなくなって日本に帰りたくなってきました。


体調が戻るまでは数十メートル歩くたびに休憩が必要な状態だったので、久しぶりに病人の気持ちを体感しました。
もしくは自分が年老いたらこんな風になるんだな、というのを何となく感じました。笑


ラオスとの相性が悪いのかもしれないことをようやく認める

薄々気づいていましたが、私たち夫婦とラオスは相性が悪いのかもしれません。


何かとタイミングも悪く、誰かの笑顔もほとんど見ていません。
私たちの出会うラオス人はこちらが笑顔を向けたとしても、みんな真顔でした。
ラオスで見た最初で最後の笑顔はスローボートが出発した町のサンドイッチ屋さんのお姉さんです。
あのお姉さんが恋しいです・・・。
美味しいと噂のレストランに行ってみても、床にゴミが散らばっていて、誰も注文を取りに来てくれませんでした。


チェンマイにいたときに考えていたことを思い出してしまいます。


“何でも相性があると思いますが、時々、土地との相性を強く感じることもあります。 相性の良い土地に行くと、なんだか体調がとても良いし(特にお通じ!)、気持ちも前向きでいられるし、そこでの出会いにもとても恵まれます。 反対に相性の悪い土地に行くと、私も旦那さんも体調を崩します。体調が悪いので、自然と気持ちもネガティブになります。 これはいつも面白いくらい顕著なので、旅行中にそういった相性の合わない土地に行ったときは早めに離れるようにしています。”


このときの自分のふり返りによると、まさに私たちは今、相性の悪い土地にいるようです。
何とかラオスを好きになりたくて気づいていないふりをしていましたが、もう認めざるおえないようです。
チェンマイにいた時の楽しい気持ちと比べて、こんなにも面白いくらい違いが出るのかと、身をもって心の底から体験しました。


私たち以外の誰かと気持ちを共感したかったので、スマホでラオスについて書いているブログを調べてみても、みなさんラオスと仲良くなっているようです。
私たちだけラオスに歓迎されていないような気がして、劣等感がますます強まりました。


予定を変更してベトナムに行くことに決める

ルアンパバーンに数日滞在した後はヴァンヴィエンという小さな村と、世界一何もない首都と言われるヴィエンチャンに行くつもりでしたが、思いきって予定を変更してすぐにベトナムに移動することに決めました


それを決めたときは本当に気持ちがスッキリしました。

「なかなか来れないラオスにせっかく来たんだから・・・。」
「ラオスの他の場所に行ったら、ラオスのことをもっと好きになれるかもしれない。」
などグズグズ考とえていましたが、もうラオスとの気持ちの駆け引きをしないで良いのかと思うとホッとした気持ちもありました。

断捨離をしたときのような気持ちです。


ルアンパバーンからベトナムのハノイまでは長距離バスが出ているので、早速チケットを買いに行きました。
バスの乗車時間は24時間ほどあるそうで、山賊が出ることもあるらしいので経験の少ない私はびびっています。


これからまたラオスに来ることがあるかどうかは分からないけど、次回はまた受け取る印象が変わることもあると思います。
だからラオスへの偏見は持たずにいたいです。


次回はベトナムのハノイに向かう長距離バスに乗ります!







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