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学生カバンリメイク②

無事に乾燥期間終了

 さらさをぶちまけブラシで洗った布地部分&水拭きで磨き上げた革部分。心配する程の縮みもなく、無事に4日間の乾燥期間を経て次の行程へ。ミニチュアのデザインをあれこれ模索しつつ、とりあえず挟まっているキャンバス地を取り除くべく、ステッチをほどいていく作業に取りかかった。

糸切りばさみもステッチの目に入らず、針で一目ずつ拾ってほどいていく。

 作業時間は、子どもたちが寝ついた後に自分が奇跡的に起きていられた日の夜がメイン。ちょいちょい進めていく、というペースなので、ほどいていく作業の間も実質乾燥期間となった。

 そして、デザインの検討。略章部分はどうしても残したい。黒縁にキャンバス地は、どちらか一方ではなくセットで。パスケースやストラップではなくて、今回はどうしてもバッグの形にしたい。大きさはとても小さくてシンプルでいい。
 金具部分は、本当はクリーニングをもっと検索したり試したりしてから、取り付けも研究して、とするべきかな…と悩んだけれど、土台内部の錆がとれたとしても、蓋部分の方の金具が打ち付けてしまってあって、そもそも取り外せない。
 これは沼にはまって、製作そのものが頓挫してしまいかねない、と観念し、「これなに!?かっこいい!!」と飛びついた息子に譲ることにした。遊んでくれたら錆び付いた金具も本望だろう。ファスナーも使わないことにしたので、これもまた飛びついた息子へ。

へんしんできそう!
うでにはめたいんだけどな、こしのところもいいかな…

しばらく見守って、飽きてしまったら、この金具だけはクリーニングを検討しても良いかも。学生カバンの「要」な存在な気がするので、綺麗にして取っておきたい気持ちがまだ残る。迷う内は残したいと思う。

デザイン決定

 何パターンか実際にメモに書き起こしてみて実際に縫えそうか、貼れそうかイメトレ。

型紙や説明書きがないから、困らないための手順作り。

 業者さんのような「縫製」は、革を縫い上げるミシンや道具を持っていない私には出来ない。出来るとしたら、見た目には縫い上げたようなステッチの「飾り縫い」をして、キャンバス地は縫えたとしても、革は革用の接着剤で貼り合わせるのが精一杯だと思い至った。 

 そこで、いくつかポイントが絞られた。

・略章部分の革をキャンバス地に接着した時、クリップで固定できる高さだと良い
・最後にくるんと上下を黒縁でくるむ形がおそらく綺麗な仕上がりになる
・くるん、とするなら、丸底で筒状にするとくるみやすそう
・縦の縁取は、畳まず広げて使えば良いかも・取っ手は、丸筒なら接着剤プラスクリップの固定でいけるかもしれない(無理なら最後に縫い上げる余白をとっておくのが良い)

 ということを自分の中で決めた。方向性が決まって、俄然エンジンがかかった気持ちになった。

③に続く。 



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