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11. 憧れのチェルシー

バーンズの住まいは、今まで住んだことが無いぐらいの小さな3畳分ぐらいの部屋にベッド、電話(BTもNTTと同じよう固定電話権利を購入する必要があったので、前住人の権利を譲渡してもらう手続きを踏んで使えたのはありがたかった。)、簡易テーブルとイス、オーブントースターの上にレンジがついているような簡易な調理器、水道、お湯は出る、電気やかんが使えれば、コーヒー、スープ、カップラーメン程度の最低限の食事の出来るキッチンに、簡易な電気ストーブが壁に申し訳程度へばり付いている。

月に180ポンド(3万円ほど)で安心できる住居を確保出来たので文句はないのだが、
余りにもかわいそうだと思ったのか、後にタイ人の友人が、電気毛布を持ってきてくれた!
ありがとうよ、友人!!だが 

目標のある私には寒さなどまるで気にならなかったものよ!!
トイレ、お風呂は共同なので、使いたい放題ではあるが、電気は50ペンスを入れてダイヤルを回す方式で、ガチャガチャを彷彿とさせるメカニカルな興奮が味わえるアンティークものだ。

学校までは、バスを2度乗り換えする。

まずはハマースミスのバスターミナルまで行き、その後、221番で

Fulham行のバスに乗り換える。

バスは何時も賑やかだ。でも、初乗りなので、大抵大きな荷物を抱えていても席を確保は出来た。

スタンフォードブリッジ (サッカー・チェルシーのスタジアム)を過ぎたところが、私の学校のあるバス停だ。
隣には、English National Ballet School 

があり、以前、ダイアナ妃が訪れるというので、みんなで外で待っている時に、音楽の学生がトランペットを披露しようとして不発したのを覚えている。ダイアナ妃は写真のままの美しさだった。

大抵カレッジからの帰りは、荷物が多いので立ち寄りする事はあまりなかったけれど、Old Kings Road にはアンティーク屋さんが沢山立ち並んで行って、それを更に歩いていくとKings Roadだ。もちろんWorlds Endも角に建っている!!

私たちのイベントなどを開催するChelsea Town HallもKings Roadに建っています。

目標のある私は、勉強に専念する故、あまり生活の事、将来の事などをじっくり考えようという気も起きなかったような。。。。その頃少しでも将来を考える機会あるいは、きっかけがあれば、小さなフラットをチェルシーに購入しようと目標を掲げただろう。。。



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