14. スクールライフ後。。。
学生生活など20年以上も前を思い出しながらの記憶なので、
おぼろげだが、思い返すのは楽しい。
20年経つと生活スタイルや、ルールなども大きく変わる事に
気が付く。
その頃のロンドンでは学校のコンピューターで検索など出来る環境が無く、
図書館で本を借りて、コピーをするなどで資料を集めて
エッセイや、資料作成をするなど、かなりマニュアルな環境であった。
インターネットカフェが出始めの頃だが、そこまでの必要はなかった。
製本にはラミネートなどを駆使してちょっとでも見栄えの良い工夫をした。
Emailがまだ一般化していないので、私がメールを使い始めるのは、
スコットランドからロンドンに引っ越してきた主人と一緒に住み始めた頃からなので、2年後ぐらいからだ。
今でこそWifi が普及して4G, 少し街中だっと5Gが使える環境だが、スコットランドのうちの辺りに光ファイバーが普及したのは、2018年ぐらいからか? それまでは、ADSLが主流だった。
話は逸れるが、日本に引っ越したばかりの頃、当時、山奥でADSLを繋ぐ前に、手続関係、メールのチェックにモバイルデーターを1.2度数分程度使用したのみなのに、N・・から月額のチャージが6万円超える事があった。何度N・・に文句を言っても取り合ってくれずだった。最後も、契約解消期限前と言って、3万5千円のチャージをしてきた。ネットワークがモノポリーだと強く出れるわけだ。
日本でも、平日でも飲み遊び翌日二日酔いなど度々だった至って若者らしい
ソーシャライズを怠らない健康なのか不健康なのか分からない
24時間フル活動しているような生活スタイルをロンドンでも継続していたので、それなりに、ワークハード・プレイハードな充実な暮らしをしていた。
学校の課題や、コンペなども自分で色々情報を探し、インターンの仕事場なども自分で探してコンタクトを取り、割と積極的に攻めていったにも
関わらず、結局自分のチャンスを物にせずという事が現在進行形であるが、
それは、自分なり理由を理解している。
ようするに、目標設定が甘く、自分を信じる力が弱く、勇気が足りない所にあるんだと思う。
先輩達の通りに励んで努めればそれなりに成功できるはずである。
私には、真摯さはある。だが先輩たちの助言や行動を素直に受け入れて努め励む途中で、我を容れてしまうのだ。そしてオリジナルこそデザイナーとしてのバネだと自負するが、共感を得る仲間を連れこまないうちに終わらせてしまう。ようするに自己満足で終わる。戦略体制まで持っていかず空中分解してしまう。その繰り返し。
日本で成功するには謙虚さは必須だけど、英国でもそれは同じだ。自然体は謙虚なのだが、自分の時代がいつか来るというような沸々とした思いも秘めているので、何とも中途半端なところにいる。
あまり自分を責めるのも可哀そうだからこのぐらいにしておこう。
別に悲観しているわけでは無い。
50代なりのエネルギーで未だに
やりたいように暮らしている。やりたいように暮らしているからなのか?
自分の望むような満足な結果は出てない。
足りないものリスト、 努力、謙虚さ、勇気、自分を信じて突き進むほどのエネルギー。特に最後があれば、人を惹きつける魅力につながる。
これさえ備わっていれば、いつか自分の望む成功、あるいは社会的に成功できるのは間違いないだろう。