緒言:140文字では窮屈なので

ある程度の長さを持った文章には、書き手の人柄が出ると思う。
どんな言葉遣いをするのか、どういう話の流れにするのか、そもそも何を語るのか。
そういうところに思慮が見える、書き手の血が通った文章を読むのが好きだ。

それから、文章を書くのも、割と好きだ。
自分の考えたことを適切な言葉に落とし込むことに、もともと快感を覚えるきらいがあった。
それに、話すよりもずっと、自分の考えを正確に表現できると思っている。

TwitterやInstagramには色んな人の短い言葉が詰め込まれていて、それはそれで面白いのだけど、なんとなく、落ち着かない。
僕の場合、思ったことをそのままTwitterに投稿しようとすると、簡単に140文字制限に引っかかってしまう。
その結果、ある程度表現を圧縮することになる。言葉遣いも文字数の少ないものを優先して使うようになる。そういう言葉の選び方は、できればしたくない。

noteというメディア(?)を知ったのは最近なのだけど、しばらく見ているうちに、結構気に入った。
色んな人が伸び伸びと表現をしている。システムとしては他のSNSと大差ないのだけど、明らかに雰囲気が違う。
単なる日常を投稿する場ではなく、クリエイターが作品を投稿するという側面があることが、大きいのかもしれない。
繋がりは緩めで、かといってブログほど個人の城という感もない、その空気感が心地いい。
デザインも良い。今これを書いている投稿画面のシンプルさ、それからフォントも好き。
以上のような総合的な理由から、アカウントの開設に至った。

どんな風に運用していくかは、決めていない。
とりあえず、最近は文章を書きたい気分なので、特にテーマを決めずに色々書いていこうと思う。
単に思いついたことを書いたり、ブックレビューをしたり、YouTubeに動画を上げたら、それも載せたり。
色々な発信物の拠点として、ひとまずは利用してみようかなと思う。細々と続けていけたら、と。


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