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#95 変化への拒否反応に「弱者」の勝ち筋が見える。

本コラムは、音声配信プラットフォーム・Voicyでお届けした内容をテキスト用に整形しています。AIによる編集・校正が入ってます。最後にVoicyリンクもあります。テキストでサクッと読みたい方に。

無印良品のフォント、すなわちラベルなどに使用される字体に変化があり、SNSで話題になっています。

変更されたのは、モリサワフォント。日本の会社が作成したフォントで、これまで無印良品のブランドイメージを形成してきました。新しいフォントは「メイリオ」という指摘も見ましたが、興味がある方は調査してみてください。

新しいほっそりした字体は、Xのポストを見る限り、あまり良い反応ではないようです。多くの人が、モリサワフォントの方が良かったと。僕自身も同意です(敏感肌用化粧水を愛用してます)。

見慣れた字体として定着しているため、慣れるには多少の時間がかかるでしょう。こういった変化への一種のアレルギー反応は、僕自身にもあるし、他の人々の反応としても存在すると思います。

「大阪都」おもろそうやん…とはならない

一般に普及している商品やサービスの名称やデザインを変更する際、世間からの拒否反応は、大企業の製品に限らず、常に存在します。僕は特に、いわゆる「図体のデカいもの」が変化する難しさを考えるとき、「大阪都構想」がフラッシュバックします。

これは、僕が当時大阪府民だったこともあり、身近な問題でした。他地域の人々には対岸の出来事だったでしょうが、平成22年に当時の大阪府知事であった橋下徹氏が、「大阪府」と「大阪市」の二重行政を解消する目的で大阪都構想を提案し、のちに住民投票が実施されました。

結果は反対多数で否決され、事実上の廃案となりました。この結果に当時、僕はとても驚いたのです。なぜなら、大阪人特有の”ノリ”を考えれば、「面白そうやん」と賛成票が上回ると思っていたからです。

しかし、意外にも当時のニュースや関西ローカルのテレビ局の報道によると、都構想に反対する人々の声は、「これまで通りでいい」という意見が多かったのです。政策の本質的な部分よりも、これまでの「大阪市」に慣れ親しんでいたため、「特別区」への再編という大阪都構想の核心に反対する声が多かったのです。

最終的に、住民投票は二回実施されましたが、どちらも反対多数で否決されました。これは変化に対する強い拒否反応があったことを示しています。

”弱者”の優勢ポイント

このように、無印良品のケースや大阪都構想の住民投票のように、企業であれ自治体であれ、規模が大きいほど、変化する際の拒否反応、いわゆる「向かい風」は強くなると思います。

僕は一人で会社を経営しており、先の無印良品などの大企業とは比べ物になりません。昨年、NFTプロジェクト「ZUTTO MAMORU」を立ち上げましたが、これもローンチから1年にも満たない新しいプロジェクトです。

僕のような小規模な企業(プロジェクト)は、資本主義社会において「弱者」と言えます。しかし、この弱者の立場において”勝ち筋”を見出すならば、変化への俊敏性が最大の優位性だと考えています。

実際、僕の会社はもともとウェブ制作を主事業としていましたが、現在はNFT事業にほぼ完全にピボットしています。大企業ではこのようなピボットは困難ですが、小さな会社では、自由に変化を試みることが可能です。

例えば「ZUTTO MAMORU」においては、フォントの変更なんてナンボでもって話ですし(笑)、プロジェクトの名称さえも変えてやろうかなー、と考えています。

2024年は「MOTTO MAMORU」でいこうかな。来年は「SARANI MAMORU」もありかなと。僕たちのNFTプロジェクトは1年ごとに成長し、デザインが変わります。これは、まだ十分に定着していないからこそ可能なことです。

「ZUTTO MAMORU」はNFT界隈ではある程度の認知を獲得できていますが、正直、界隈の外に出れば誰も知りません。

様々なチャレンジや変化を試み、その数だけ失敗して、逞しくなっていけばいい。変化に大きなアレルギー反応が生じるレベルには達していないため、このフェーズでのチャレンジがいくらでも可能です。アメーバのように、ぐにゃぐにゃと変体するプロジェクトとして邁進していきます。


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