EV、電気自動車、モーター車2 燃費で比べる
前回記事はこちらです。
前回は脱炭素の目標から、政府がEV・電気自動車・ハイブリッドへの切り替えを勧めている状況を元にお話しましたが、今回は利用者の視点として燃費等について書いてみたいと思います。
現在石油関連価格が高騰している事もあり、利用する側にも脱燃料の要求が強まっていると思いますが、むしろ今後はEVの購買が減速して行く予測をしています。理由は燃料価格の高騰が電気代の高騰を招いているからです。脱燃料の次に来るのが脱電気になるのは予測が付きますが、こちらを意識されていない購入者は多いかもしれません。価格の高いEVを手に入れて脱燃料を果たしたとしても、経済面でまたそれ以上の苦境を抱え込む可能性があるからです。
こういった状況を見るとハイブリッドや発電装置を持つモーター車が候補に上がってくる訳ですが、前回の記事を読んで頂いた方はそこに問題がある事は分かって頂けると思います。経済的な維持費は確かに大きな問題ですが、他に替えようのないものもあるからです。
現在の幾つかの車メーカーの傾向を見るとおおまかに次のように言えると思います。
T社: 動力多様化だが、実態として主力はハイブリッド
N社: 完全モーター化に近く燃料車の扱い停止方向。主力はガソリン発電モーター車
Z社: 燃料車を高効率なエンジンで省燃料化
その他のメーカーはガソリン車ベースに部分的にモーターを取り入れた車種・完全電気自動車・ハイブリッド車をラインナップに取り入れていますが、技術的に傾斜したり性能的に突出したものはなく、やや様子見的にラインナップでバランスを取っている印象のため、その他にまとめさせて頂きます。
燃費の良い順に並べると(普通車以上の代表的な車種で比較)
T社: 29km/ℓ ハイブリッド車
N社: 28km/ℓ ガソリン発電モーター車
Z社: 21km/ℓ 高効率な燃料車
他社1:20m/ℓ 中効率のハイブリッド車を副次的なラインナップに
他社2:18m/ℓ 補助的モーター車(ブレーキで発電し電気的に性能向上)
他社3:15m/ℓ 従来の燃料車がメイン
大まかにこのようになります。ハイブリッドは運用中両系統のエンジンを相互に使用できるため、燃費効率が若干他より良いといった結果になります。車種により30km/ℓを超える車種も存在します。
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