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マスクをしないという選択肢の検証

 ノーマスクを一部の医療関係者の方が推奨し始めています。
 前回も書きましたが、とにかく理由を説明しません。
 高飛車にあんなものは、と蔑むが如くおっしゃるだけなのですが、呼吸がしにくくなる事が根拠の一つのようです。
 医療現場も小児の感染が深刻化してきており、予防に関して若干トーンの変わった内容があります。その一つがマスク不要の主張です。

最初に

 マスクは隙間だらけでウィルスを透過するという主張が誤りなのは前回記事にしました。製品はPFE99%のものを選んで下さい。ケース買いでも一枚20円以下で購入できるので、ウィルスを透過するという主張をされる方が一体どんな品質のマスクを使っているのかは知りませんが個人的には話にならないと思います。

呼吸がしにくい?

 これははっきり言いまして吟味せず安いマスクを使っているからです。現在マスクはかなりの商品多様性があり、開発競争になっていますから呼吸がしやすいマスクを選択すべき所です。深く考えずに入手したマスクが息苦しいという理由ですべてのマスクが呼吸しにくいと考えるのは

  1. 実際に平時の通常の呼吸量は減っておらず「息苦しい」というのは感覚的なもの

  2. 機能の低いもので製品全体を悪いものと決めつけている

 ので、真に受ける必要ありません。調べもせずにマスクへの忌避感を訴えているだけと言って良いと思います。
 息苦しさは呼吸量を認知しているのではなく、口元から喉の気温・蒸気密度などから感じている情報が多いと思われます(そのため冷感やベンチレーションで解決する商品が出てきてしまいます)。

 むしろ話題にすべきなのは、選ぶ時の問題なのですが、

  1. 子供の場合はサイズがあるか

  2. うたい文句で呼吸しやすくとも安全性が犠牲になっていないか

 という点です。
 呼吸しやすいとよく宣伝される商品は布やウレタンのマスクなので感染防御効果が低いため、商品はよく選んだ方が良いと思います。一時韓国製マスクが広まりましたが、筆者は衛生製品の産業的保護や流通や類似品が見分けやすい等の点から国産の製品の使用をお勧めしています。
 すべて検証はしていませんが、ネット上だけでも使えそうな商品がいくつかありました。

製品1
製品2 こちらは布マスクなので注意は必要です。
製品3

 筆者は3パーツ(前面が丈夫な生地で上下面が個別に伸縮する不織布)のN95マスクと不織布マスクを使い分けています。N95マスクは呼吸がしやすいものが多いのですが、理由としては

  1. 生地が丈夫で型崩れしないため、口の前に空間が確保できている

  2. 比較的入手しやすいワークマンなどでは作業者の使用を想定しているので呼吸の苦しい製品は売れず、品揃え的に通常呼吸を阻害するようなものが少ない

 こちらも入手方法の例提示という意味でネットから使えそうな製品を拾ってみます。なお、KN95はN95とほぼ同等と表記されています。
製品1(メーカーの通販は欠品)
製品2
製品3
製品4
製品5
製品6
製品7
製品8
製品9
 現時点で、メーカーサイトで欠品となっているものも一般の通販サイトに在庫を確認しています。
 なお、N95は本体強度の割にひもの固定は強くないため、耳にひっかけて装着するなどするとひもが外れやすくなりますので、お気をつけ下さい。

マスク装着率が高いのに感染拡大している

 直近の感染者数を見た場合、日本が上昇しているのでマスクは意味がないとの事ですが、かなり乱暴な主張です。ざっと考えつくだけでもこれだけ見落としがあります。

  • 感染者数は増減するが、本当にのべで日本が低いのか?

  • 季節的にも見た目にも布マスクやウレタンマスクの装着率が若い世代中心に多い

  • 一度感染数が下がった事でノーマスクが増えている

  • そもそも目を保護していない。マスクが役に立っていないと主張するためには目にマスクをしていない限り成立しない。

  • 家庭内感染で増えたため、ノーマスク空間で感染が広がっており、むしろマスクが必要という結論にならないとおかしい


以上です。
 ありがとうございました。

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