いま、いい野菜そして果実 ~ウィルスに効果~
夏野菜が美味しい季節を控えて菜園や畑、プランターで栽培される方も多いと思います。
これからの季節どのような野菜で食卓の献立を組み立てるか、ご家庭さまざまの野菜の選び方があると思いますが、今お勧めしたい野菜があります。それは
・堅い「皮」のついた野菜
です。ピーマン、ズッキーニ。堅いとまではいいませんがトマト、ナスなども良いと思います。これらはよく野菜売り場で見かける野菜の一例ですが、はっきりした皮組織を持っています。
野菜の外皮はウィルスの侵入を物理的に防ぐ役割がありますが、仮にウィルスが付着してもこれらの野菜は外側を洗うことも容易です。皮が持つ表皮オイルは若干失われますが天然成分の中性洗剤で洗うと匂いもつかず手も荒れません。
さらにこれらの野菜は加熱調理にも適していますので料理の安全性が高まります。油を使った炒め物は野菜と相性がよく、アクを取り去るので私は大抵油を通して使うか炒め物(パスタ含む)にします。トマトは切って皮の面を下に敷き加熱すると皮を箸で剝くことができます。
さて、こちらの報告は野菜の抗ウィルス作用(増殖を抑える)を調べたものです。
実験結果をかいつまんでご紹介しますと
単純ヘルペスウイルス1型(エンベロープ有り)
シシトウ、イチジク : 抗ウィルス作用
ウメ、ユズ、キウイ、青ネギ: 殺ウイルス活性
インフルエンザウイルス(エンベロープ有りRNAウィルス)
ウメ、ユズ: 抗ウィルス作用
(ノロウイルスと類縁と想定した実験)
ポリオウイルス(エンベロープなしRNAウィルス)
シシトウ、キンカン、ウメ: 抗ウィルス作用
焼酎梅は煮込み料理に合いますが、カレーに入れると酸味が美味しい。二つ割りにして天ぷらに揚げるのもおすすめです。柚子は白菜や大根と相性が良く、千枚漬けや鍋に入れるとたいへん美味しいので、針状に切ってフリーザーパックに入れ冷凍しておくと使いやすいと思います。
以上です。
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