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初対面Q&A

問1.初対面の人に会う時、どんな心構えをしますか?

私は、転勤族であるがゆえ、当時流行っていたmixiで、ガンガンに初めましての人と出会ってきた。パートでは埋められない心の友を探し求めるタイプである。夫はいつも不安そうに言っていた。
「ねぇ、変な人だったらどうすんの?大丈夫?」
あの頃、何を基準にしていたかと言えば、やっぱり文章だったのかもしれない。
なぜか、変な人には会わない自信があった。

子供が生まれた頃にはすでにmixiはあまり動いていなかった。
それが何だったか覚えていないのだが、子育て掲示板で同じ年の娘さんを育てているという、ただそれだけの共通項目でのみ声をかけられ、会うことになった人がいる。
なんというか、全く噛み合わなかった。
子供を叱る内容とか、今の年齢で食べさせているものとか、話題は尽きないはずなのに、何を話しても「え?そんなに自分に厳しくて大丈夫!?」という感想になってしまう相手だったので、最終的には、いかに自分がだらしなく、子育てに手を抜いているかという自虐ネタを盛りに盛って提供した挙句、「私には考えられない」と叱られ、今日会ったばかりの人に「ダメな人間」認定をされて、疲労困憊で帰った。

いや、あれは私もよくなかった。
相手の完璧主義に尻込みし、笑って逃げたいと必死になりすぎたため、盛り込みすぎた。
もう少し本音を出してもよかったし、そんなに自分を貶めることもなかったハズだ。

答 自分の話は盛りすぎない。


問2. 初対面の人に会う時の距離の詰め方は?

私は、敬語が苦手である。もちろんこれはあくまでもプライベートでお話しする場面においてで、立場を考えずいつだってタメ語で猛進している訳じゃない。
店員さんにも基本的に敬語ですよ!

プライベートで長く付き合っていくだろう人に対しての敬語がどうしても疲れてしまうのだ。義両親や義姉に対しても、会って3時間程度でタメ語に舵を切った。
コツは相手に対して敬語、自分語りでタメ語、それをうまく切り替えつつ、最終的に全タメ語に持っていくという、私には綿密なプランと技術がある。ドヤ顔。

しかし、敬語を使わない人に嫌悪感を感じる人が、一定数いるという事実をかなり遅めに知った。
あまりのショックにしばらく立ち直れなかった。もしかして私、すごく嫌われる体質かもしれない…!!
私は基本的に、騒がしいタイプの人間だ。悪目立ちするのは避けたいので、知らない人の人数が増えるととてもおとなしくなるという小狡い部分も持ち合わせている。
しかし、少人数であると、ついついはしゃいでしまうのだ。
初対面で騒がしいタメ語の中年女性。
…いかん…これは、完全に好きと嫌いが二極化する人物像ではないか。いやむしろ苦手とする人が多数をしめるのでは…?神様私にアンミカの力を下さい。

答 あくまで控え目に、敬語は忘れないようにする


体験談 カニさんに会った

そんなわけで、カニさんに会う直前まで、何度も心構えを復唱していた。
待ち合わせの店はフレンチおでん『紅白』
カニさんがチョイスしてくれたこのお店は人気店で、ちょっと早めに行って並びましょうということになっていた。
私は街ですぐ迷子になるから、かなり早めに行って店を確認することにしたのだが、ネット上でも案内板でも『紅白』というお店なのに、お店にはその漢字が見当たらない。
フレンチのお店であるっぽいのは確かだが、この店で本当に合っているのだろうかと、しげしげとお店を見渡す。すると、フランス語っぽい文字列の中に『KOHAKU』とあるではないか。
なぜだ、なぜネットでも案内板でも漢字なのに、現地でそれを使わないのだろう…
私は、それをつい妄想してしまう。
①店名を考えたのが店長のオカンで、店長断りきれず、わずかな抵抗をしている。
②人気店すぎるので、むしろ見つかりにくいようにしている。
③フランス語でおでんは「コーハクゥ」コマンタレブーゥ。

そんなことを考えてたら、カニさんが「遅くなってごめんなさーい!」とやって来た。
それでつい、開口1番ぐらいの勢いで「この店、漢字使ってないの!不思議じゃない!?」

この時点で、問1、2ってなんだったんだろう?ってなった。

そもそも、カニさんに対して、問1は考える必要があまりないのだ。
だって、カニさんの文章を読んできたし、すまスパでもお話ししたことがある。
あとは、カニさんが実は植松さんみたいなキャラで「ちょいブス〜」などとファッションチェック(若い人わかるかな)みたいな感じで攻めるタイプだとしたら、それはもう、自虐ネタで逃げ切る他ないな、などと、めちゃくちゃ失礼なこともちょっぴり考えていた。

報告1.カニさんは植松さんじゃない(当たり前)

ところで、このカニさんチョイスのお店が、とても美味しかった!
見た目に反して、とってもリーズナブルなことにも驚いた。
同日、父の日で、娘と夫がデートに行くことになっていた。「お母さんのほうがご馳走食べてくるに違いない」と娘が私をとても疑っていて「いやおでんだよ!」と逃げ切ったのだが、帰ってから写真を見せたら、「やっぱりすごく美味しくて高そうな店だ!」と地団駄を踏んでいた。いや、美味しいけど高くないんだよこれが…!
以後、夫と娘が猛烈にフレンチおでんに憧れを抱いている。

報告2.カニさんは店のチョイスセンスもいい

最終的に、私たちはお店を変えてなお猛烈に喋り続け、5時間あまり経過(もちろん敬語使わず)時計に目を落とした時に「へ!?」と声が出た。
それほどまでに、カニさんの話は魅力的だったのだ。
センスが育つべくして育ったんだろうなというお母様の話や、好きな noterさんの話もたくさんした。
「この人が面白いの!」「へー!」とその場でフォローしたり、自分の娘が受験を迎えたらどう心構えればいいのー!?という、子育て中の母としての話も盛り上がった。

報告3.カニさんはとても気さく

結果、最初に自分に言い聞かせてた心構えはなんだったんだという話である。

noteを始めた頃は、コロナ禍ですぐに人と会うことが出来なかった。
今、いろんな場所で、いろんな人たちが、思い思いに会うことが出来ているなという印象を受ける。会いたい気持ちを抑えてたぶん、とても楽しそうである。

「はじめまして」はちょっぴり緊張する。
どう思われるだろう、noteと印象が違うと思われないかな。
どんな人だろう、全然話が合わなかったらどうしよう。
多かれ少なかれ、人と人が出会うのだから不安を抱くのは当たり前だと思う。
だけど、今のところ、文章を知っている人で「思ってたんと違う!」という人に出会ったことがない。

これって、自分にもちゃんと当てはまるかしら?
ラストの問である。

赤いスカートを軽やかに履きこなすカッコいいカニさんが、別れ際に「また会いましょう!」と握手してくれた。
答 同じ印象なんだと思うよ!

noteが無ければ出会えなかったオシャレでかっこいい人。次はいつお会いできるかしら。ふふふ!

ひとくち食べた。大根、美味しすぎて「ふぉ!」ってなる。
昼からビールの贅沢
桃とマンゴーと人参(だったかな?)の冷製スープ。スープに桃!
奥、トマトが冷たいジュレに溺れてた。
このソースが美味しいんだ!2杯目いく
大根2回目?と思ったらお好み焼きだった!


カニさん誘って頂きありがとうございました😆💕
このスカートの記事読んだときから素敵と思ってたので、本物が見られて嬉しかったです!


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