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東京でどこまで「らっしゃい!」出来るのか

文フリ東京出店という大義名分を振り翳し、家族を置いて金曜日から2泊3日、浮かれ切って東京の地へ降り立ったそいつの名はとき子です、こんにちは。

東京文フリ、無事終了しました!
来てくださった方、ありがとうございます!

まずはつるちゃんちで初日から最終日まで、余すことなくはしゃぎ倒したことと、西日暮里のイベントでもビールを片手に調子に乗り過ぎたことをとにかく聞いてほしい抑えきれない衝動、人はこれを自慢と呼びます。そちらの方は、創作大賞もびっくりの2万字ぐらいになりそうなので(嘘ですよ)、一旦心を落ち着かせましょう。

まずはとにかく文フリ東京です。
9月に大阪出店したばかりなので、地域差みたいなのと、どこにリサーチしたわけでもない肌感をば!

①とにかく人が多い。

出店中は、自分のブースから見える景色しか分からないので、来てくれたnoterさんに
「今日って人多い方ですか?」
って聞かれて、ドヤ顔で「こんなもんですよ!」なんて答えてしまったが、自分のブースの前に大して人が溜まっていないだけだった。
よく見ると、私たち『つるるとき子書店』の列の端っこに、長蛇の列!
大人気のブースがあるみたいで人だかりが出来ていた。
さらに反対側を見ると、押し合いへし合いで、通路を進む人の群れ。
初詣やん、その先に神様おるやん…!
と思っていたら、本当に、普通に通路が混雑してるだけだった。

これだけ人がせめぎ合っていたら、考えるのはただひとつ。
「欲しい本を買って、この人だかりから離脱したい」(多分)

そんなわけで、道ゆく人は、目的に向かってザンッ!っつって歩いてるイメージ。
もう、戦場へ向かう凛々しささえ感じる。
そんな中「よかったらチラシを〜」と出しても、まぁ受け取ってもらえない。
手伝いも合わせると、文フリイベントに立つのは3度目。
配布物が足りなくなるイメージだったのが、今回めちゃくちゃ余る。
しかも受け取ってもらえないたんび「オッフ…!」と小声で叫んでしまっていたので、無駄に体力消耗。リアクション王を目指している場合じゃない。


②noterさんたちとの交流

チラシ配りに意気消沈するかといえば、そんなわけでもなく、noterさんたちがにこやかにブースにやって来てくれる。
そのたびに、消耗された体力がチャージされていく。
「疲れた時にどうぞ!」と差し入れをいただくことも少なくない。
とにかく、noterさんが来てくれるそのたびに、顔を変えられたアンパンマンのごとく元気100倍みたいになってしまうので、大きめの声でもって迫ってしまう。
つるちゃんと私は常に共に並んでいたので、わざわざご丁寧にTシャツを引っ張り
「こっちがつるちゃん、こっちがとき子!!イエー!」
天気予報キャスターの後ろでダブルピースしてなんとかテレビに映ろうとする小学生を感じさせる。
ごめん、あれでも緊張してるんですよ実は…。

いらっしゃった方全員書きたいのですが、漏れる可能性を考えるとめちゃくちゃ申し訳ないので、書き連ねるのは今回控えさせていただきます。
が!創作大賞のあの方や!(クラッカー鳴らす勢いで迫った)
すまスパのあの方!
毎日更新目指すあの方!
文フリ常連小説家のあのお方!
ベストレビュアー賞のあのお方!
新刊編集やってるあの方や、声が素敵なあの方、常に酔っ払ってると噂のあの方、
海がバックのあの方(老眼が判明した)
俳句をやってるあのお方
食べ物に特化したあの方
などなど、他にもたくさんのあのお方たちにお会いできました、感無量…!
中途半端に情報流すあたり、人はこれを自慢したいのを抑えきれないコイツと呼ぶ。

③お客様の層と見本の本

大阪は、立地の条件がいいのか「イベントやってるからとりあえず来た」
みたいな方を感じることが多い。
足を止めてくれた上で「何を売ってるんですか?」と質問してくれて、ここで気合いを入れて説明すると、「じゃあまぁ、500円の本買ってこか」「ぬか床100円なら、一回読んだろ!」みたいな人がチラホラ。
それから「見本誌コーナーで見たんです」という人も。
イベント当日、流れに任せて派を感じさせる。
つるちゃんの作ったポスターに足をとめ「僕もミッチー好きなんです!」なんて会話も何度かあって、「初めましてらっしゃい!」感。

対して東京は、立地の都合上、気合い入れて大好きなイベントに来た!という感じの方が多数。リサーチが出来ているっぽいので、なんとなく立ち寄った方は少なかったと。
逆にいえば、購入してくださったのは、リサーチして頂いたということなので、今回、宣伝しまくってくれたつるちゃんマイ神様だし、noteやXで紹介してくれた方達も、マイ神様です。
つまり、今、私の界隈神様いっぱい。10月の出雲か。
本当にありがとうございます!
マガジンに格納させていただきます…!漏れてたら宣伝料集金しに来て。


④そんなわけで売り上げ

つるちゃんの宣伝、そして、つるるファンの方がコンスタントにブースに来てくれまして。
その宣伝のおかげで「こちらの本も知ってます」と、新刊『にじはな』を購入してくださる方がたくさんおりました。
あと、質問すると「noteで『にじはな』おすすめされてるの見たので!」とおっしゃってくれる方も多くて、これは一重に、大阪および通販ですでにご購入いただいた方が書いてくださった記事かと!
私からしたら、これがバズり?という感動の売れた感。
バズりって言ってみたかった、100冊売れたみたいに聞こえるじゃねぇか、持って行ったのは20です。1冊残すのみでした。
対して、『なけなし』は10冊。大阪のワンコイン効果は感じない、というか、新刊とセットで買ってくれた方が多いかもしれない。


あとつるちゃんの新刊に「サインください!」の方チラホラいて、その間に会計しましょ!としゃしゃり出たら、3種類の金額に狼狽えて、お客さんが計算してくれるという、とんだポンコツアルバイターの空気を出す。
いや待って、だから、緊張してるんだって…(全部緊張のせいにしようとする)

会計は一緒だったけど、こっからここまで全部!!って男前!女前(?)!の方が数名いらっしゃってですね、その時には、つるちゃんと謎に声出し計算。
「間違ってないね!?間違ってないよ!!」
「そっち3000!こっち1300!あと100、それは…ん!?」
マグロ市かなと。
だとしたら良い空気感だったかと(そうか?)。

⑤今後の文フリ東京

だんだん盛り上がりを極めて来ている文フリ。
しかし、なんと言っても東京の人の多さと、そこに流れるインフルエンサーの圧倒的感。

道ゆく人を捕まえて、どれだけ「らっしゃい!らっしゃい!」出来るかがイベントの醍醐味だと思ってます。
「らっしゃい!」が届かないのはなんとも切ない。

そしてnoteやXを通じて仲良くなれた方との交流は、むしろそれが一番のお楽しみ。
しかし、今後、東京は入場料がかかるということなので、気楽に遊びに来てやとは言いにくい。
ビックサイトに移ったらますます規模が大きくなるだろう。
地方出店の方が、正直やりやすいのかもしれないかなぁ、などと思ったり。
ますます修造メンタルが必要になってくるだろうなと感じつつ。
でも、修造メンタルと言いつつ、私のメンタルを常に支えてくれるのはつるちゃん。
やっぱりどうしたって楽しい。
一度出たらクセになってしまうのが文フリなのです、あそこには何かいる…!


ということで、役に立たない文フリ東京レポ、また長くなっちまった。
あそこまで辿りつかせてくれた皆様ありがとうございました!!


私たちのブース
今回は1ブース、つるちゃんアイデアで、展示に高さを出してめいいっぱい使う。
そして、2人顔が見えるよう、常に立ち営業!
あのお方!
ダブルピースとピースではしゃぎ倒す
頂いた差し入れの数々!
その場で食べてしまったものもある。
2人で分け分けする時間の幸福感たるや。
ありがとうございました!

追記
購入したくなっちゃったらこちらから♪

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