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文学フリマ広島には、魔物と神様と奇跡とPが渋滞してました

2月25日(日)文学フリマ広島6参戦。

23日(金)の早朝から娘と共に広島入りしまして、文フリ当日まで広島時代の友人たちと浮かれまくって、ちょっと文フリのことを忘れるほど浮かれてたとき子ですこんにちは。
つるちゃんとも前日合流、笑いすぎて体力のほとんどを使い尽くした感もございました、その辺のことは後日談として2万字にするとして(本当にやりそうな自分がコワイ)
文学フリマ広島、無事終了しました!
お疲れ様ですありがとうございますごちそうさまでした!!


文フリには魔物がいるとね。
東京(お手伝い)→大阪→東京を経験してきた私は知っているんですよ。
だのに。
いい感じの小ささなんじゃない?
きっとお客さんも回りやすいだろうし?
なんなら知らないお客さんと盛り上がっちゃったりなんかして?
魔物がいても、手懐けて肩に乗せたりなんかしてね?
「怖くない、ほら怖くない」
ランランララランランランつって、広島の大地に降り立ったナウシカ演出しちゃうつもりで参戦してたよね、きっと。(なんだその例え)

いや、割とめったうち。魔物、思いの外デカかった。

そもそもだけど、完全に読み間違えていた。
文フリではなく、むしろ私の心に魔物がいましたよ。
しかしですね。
私の魔物を完全に浄化させる大物プロデューサーが現れ、最終的に、大物Pの肩に乗っかって広島文フリ終える流れです。
これから、私をnote界のテトと呼んでいいよ。(出典・風の谷のナウシカ)

では振り返ってみましょう!!

①在庫数を間違える

今にして思えば、私ったら、東京、大阪より在庫抱えて行きました。
いや、入場者数を考えろ。
しかし、こう、営業トークタイム長く取れるかもしれないと思ったことが一点。
実際は、圧をかけすぎた瞬間にお客さん離れていくイメージです。

そしてもう一点。
広島は、ある意味ホーム。
フラをやっていた時の仲間の数がとても多く、もしかしたら来てくれるかもを考慮して多めに持参。
そしたら、会いたかったお方は出張行ってたり、中区からかなり離れた場所へイベントへ行ってるチームがおりまして
「お会いできなくて残念!」と言いつつ、私はなんという下心でここに来ていたんだ…!!
と思い知る。
魔物、ここにいた。あわよくばと思いすぎ、逮捕。

しかし、会いに来てくれたフラ仲間もいっぱいおりました。
もうとっくに通販で買ってくれてるのに「友達にプレゼントするの」と追加購入してくれるし、新刊はどれだと躊躇なく買っていくし、信じられない量のプレゼントくれるし「写真撮ろうや!」と、売れっ子作家みたいにもてはやしてくれるし、なんなの、くれるし呉氏なの?(広島県呉市のご当地キャラです、わかりずらいの入れ込む)

そして、幼稚園仲間、ヨガ先生、もうとっくに私の本を持っているのに「現着しました!」と颯爽と会場に入ってきて、私のLINEに応援がめちゃくちゃ入っていた、なんなの青島刑事なの?事件は産業会館で起こってるの?(出典・踊る大捜査線、例えの意味が私も分からない)

総じて全員神様。10月の出雲現象再び。

②出入り口のどまん前  

入ってすぐ、入り口ど正面がつるるとき子書店でした。
「いらっしゃいませ〜」と受付嬢のごとく待ち構える位置。
入ってきたお客様が正面から入って、まず左右に分かれて流れて行きます、どんぶらこ。
入場したらまずパンフ見るね、そしてざっと会場を見渡すね、ざっと見渡す視界に、我らがうまく入り込めないね、だって、受付嬢だから!(47、嬢とか言ってごめんなさい)

「ここに、いるよ」と何度心で叫んだかしれません。
目力強くなりすぎて、目を逸らされる。
そんな眼力で迫っちゃダメです、喧嘩売ってますね、私が客なら逸らします。
お客様が遠すぎて、チラシが全然渡せない。
圧を弱めようと座ったまま渡したら、ますますお客様に手が届かない。なんや。

③他のブースにはお客がいっぱいいるように見えてしまう

暇だと会話もよく聞こえるし、あちこちキョロキョロしてしまう。
いけませんね。他のブースにはこんもりお客さんが来てるように見えるんです。
しかし、ちょっとリサーチしにいくと「つるときさん、すごいお客さん来てるなって思ってるんですけど」と何名かの回答頂きまして。
全く同じことをこちらも思ってるんだから、真実はいつもひとつじゃございません。

そして、位置は大事かもしれないが、それが全てでもございません。
だって同じ並びのところにもこんもり人がいる気がする。
位置のせいにして、売上が悪いと思うのも、まさに心の魔物の囁き。
ちなみに、正面すぐが外の道路。
「いいお天気になったよねぇ」と言いながらいただいたお菓子を食べ続けてたら
「とき子さん、またなんか食べてます?」とつるちゃんからツッコミが。
だって、私の中の魔物が…!!

④いかにnoterさんに支えられているか

東京、大阪、きてくれるnoterさんの数が多いです。
そんな大切なことを広島で思い知る。
ついでに見てくれる方も多いです、noteで見たことありますよって。
相互フォロー関係なく「あそこのブースの方もnoteやられてるんだって」という情報も飛び交ったりします。
だけど、広島で『note』を知ってます、という方はほとんどいない感じ。
したがって「ちょっと見てみよう」という方が体感ほとんどいない。

本当に「どこの誰のどんなエッセイかわからん」状態で私は今ここにいる、わぁ孤独!!
時々、そんな心理状態になって、つるちゃんの肩に身を委ねる18歳年上のテト。

しかし頃合いを見計らったように、定期的に現れてくれるのもnoterさん。
「前回面白かったんで、もう一冊の方も買いにきました!」とか「気になってたんです」とか言ってくださる。
さらに私が席を外した瞬間
「見本を読んで面白かった」と買ってくれる紳士もいらっしゃったとのことで、テト、唐突に復活したりもする。いちいち情緒が乱れるテト、うぜえ。

⑤圧のカケカタ

基本、お祭り体質なので、圧が強め。
だが、今回はどうもそれをすると逃げられてしまうイメージ。
東京と同じ匂いがする…!
いや、大阪が極端に圧に強いんだろうか?
しかしお隣さんは、そこそこ押しているが気持ちよく売れてる気もする。
隣の芝は青い現象が止まらない。
同じ位置なのに、めっちゃ売れてる気がする。位置関係ない。
というか、お隣、すんごく面白そう、買いたい。(買った)

その上、来てくれる友達たちと楽しみすぎてしまって、存じ上げない人と話すときに緊張してしまうという謎のスイッチも入る。
やる気スイッチと、ピタゴラスイッチ以外何も押すな。押すなよ?押すなって!!
と、我が魔物に言えば言うほど、魔物が変なスイッチ押しに来てた。
接客に消極的なとき子なんて、ただのおやつ食ってるおばちゃんである。

⑥大物プロデューサー現る

一番最初に広島に出店を決めた時に、つるちゃんと設定した目標値がほぼドンピシャだった。
むしろ『本を作る理由』はかなり売れた。
なかなか良い勘をしていたはずだった。
魔物が変な囁きさえしなければ!

私の在庫が重い。まじか、これをまた持って帰るんか…と思っていた頃にとあるフラ仲間がやってきた。
「売り切れちゃった!?」と言いながら駆けつけてくれたその方に
「いや、売り切るどころか在庫余ってるんよー!」と言いましたところ。

「じゃあそれ全部あとで売るから置いてってよ」

……。
………??

……パードゥン……!?


ええと、AちゃんとBちゃんとCちゃんの分てことかな…?
「いや、そんなんじゃ全然足らない」

待って言ってる意味が分からない。
「とっきーの本買いたいって言ってた人おるし、本作ったって知らん人もおるんでしょ?とっきーの本だったら買ってくれるって、任せてよ」

軽い。ノリがすげえ軽いのにすごいこと言ってくれてる。
「ポスター作るのに写真撮るから本持ってよ、つるちゃんも!」
言われるがままに本を持って笑ってみるが、脳内の処理が追いつかない。
だって結構な量だぞ。
本ってすごく重いんだ。
それを、置いていっていい??
売れるか分からないのに??

懐かしい仲間に会ってはしゃいでいたはずが、途端にビジネスめいた空気を醸し出す彼女。

…ハッ!!プロデューサーに!!
お茶請けを、誰かお茶請け買って来い…!!

思考が回復し、己の周辺をまさぐったが、私の手持ちにはくいだおれ太郎のチョコボールが4個しかなかった。
いや正確にはいただいたお土産はあるのだが、それをそのままプロデューサーに渡すのは人としてアレだろうよ!

かくして、彼女はチョコボール4個を受け取って颯爽と帰っていった。
そんなこと、ある…?

神様として崇めよう。一生広島に足を向けて寝ない。

⑦そしてむさし


知ってますか広島ソウルフードむさしの弁当。
つるちゃんに「絶対新幹線で食べようね!」と言い、娘も「むっさっし♪むっさっし♪」と久方ぶりのむさしに浮かれ、広島でお世話になった友人家族(あとで書くけどこの方も神様のひとり)も「むさしの口になったから買って帰る〜!」と広島駅のむさしに並んだ直後。

「唐揚げ弁当残り15個です」とのアナウンス。
行列的に微妙すぎる。
買えるのかい?買えないのかい?買えるのかいっ!?
いよいよ、前の方が「コレとコレを〜」と注文していると店員さんが
「ごめんなさい、コレはあとひとつなんですよー」と聞こえた。

コレってなんですか!?唐揚げ弁当のことですか!?
打ちひしがれるとき子を見てつるちゃんが
「むさしの唐揚げ弁当って一体…!?」と思っている。
そうして、我らの順番がやってきた。
恐る恐る「か…唐揚げ弁当6個欲しいんです」と注文すると
「大丈夫ですよー」といったあと、店員さんは行列の後ろに叫んだ。
「唐揚げ弁当ラストひとつです、並んでる方すいませんー」

もう行列を振り返れない、ごめんなさい6個も買ってごめんなさい、だけどお腹を空かせた子供たちがいるんです…!
店の向こう側で、腹ペコの子供たちが小躍りしていた。
最後まで奇跡。
広島の懐がデカすぎる。



奇跡と言えば、SHIGE姐さんの会社の先輩が、私のフラの先輩だった。
しかも、ちょうどSHIGE姐さんのブースに遊びに行っていたので判明した奇跡。
世界は狭いです、狭いと言えば、振り返ったらウミネコさんブースで安心感すごかったし、広島奇跡が渋滞。
あと本当に事件もありました。
大声で叫び出した方がいたのですね。
まぁ色々あるんでしょうけれど、とにかく文フリ運営さんの動きが素晴らしかったです。


ものすごいざっくりレポまとめました。なのに文字数が多い。
なぜ毎回レポをまとめるかというと、光陰矢の如しでありまして。
久しぶりに己の東京・大阪文フリレポ読んだら、ほとんど覚えていませんでした。
ついこないだな気がするのに「楽しかった!」っていう記憶以外無くしている自分が怖いです。
毎回同じようにメンタルもやられていることも思い出しました。
レポ大事です。

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
そして、お会いできた方、購入いただいた方、本当にありがとうございました!!

入り口正面つるるとき子書店
真後ろがウミネコさんブース!
購入した本たち
ピリきゅうちゃんさん・山羊座の女さん
ほのラジさん(ウミネコmini)
ファビアンさん・福本カズヤさん
カナヅチ猫さん・皐月まうさん
うめおかかさん・SHIGE姐さん
つるちゃん(羽ばたく本棚セット)
奇跡のむさし
中身。シンプルで沁み渡る。
頂いた数々。
現地でも食べてしまっております。
開花前のミモザも頂いた、可愛い。


↓ウミネコのみなさんと、むさしタイムライン並ぶ🤣むさしの唐揚げ弁当買い占めたのはつるるとき子一味です。
(ジェーンさん、穂音さん、Ryéさん)


東京、大阪の過去レポ(どっちも無駄に長い)

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