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カラスにしか見えない色 feat. cofumi

『目に映る十四の極彩』








水面に映る翼を見て思う
もう少し色を控えたらよかった




あなたたちは
なぜ派手を選ぶの?

私にはこれで
ちょうどいい

晴れより
曇り(褻)を好む

眩しすぎる
鮮やかすぎる

陽を浴びて
あなたは虹色に艶がる

翳(かげ)る刻に
私は碧く光る

あなたたちは
なぜ派手を選ぶの?


    どうして

どうして
  
  どうして    どうして

         どうして

    どうして
             どうして


忌み嫌うのだろう
もっと控えたらよかった

虹をみると滅入る
十四の極彩は
心の色を奪う

私には
宵は眩しく
闇は煌めき
灰は鮮やかに映る

あなたには
宵は寂しく
闇は恐ろしく
灰は燻んで映る


私は七色の羽をもつ烏(からす)
心は瑠璃色で満たされている








カラスがなぜ黒いのか?
調べると諸説あるなかで私は気づきました。

カラスは黒くないのだと。

カラスの目には虹が七色ではなく十四色より多く見えている。そう、カラスにしか見えない色があるのです。そんなカラスが自分を見れば美しい瑠璃色のグラデーションなのだと。鮮やかなカラス達には地球はもっと艶やかでキラキラしていてる。そんな色が溢れる世界で、少し控えた色を選んで纏っているのがカラスなんだなと。

なので、カラスは黒くないのです。






今回はcofumiさんの詩に刺激を受けて
アンサーポエムしちゃいました♪

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