【詩】意味への意志




人はみな意味への意志を持っていた。

意志は死ぬまで消えることがない。


ある男が自分は意志を消してみせると言った。

気づけば柵のなかに閉じ込められていた。

そのまま死ぬまで出ることはなかった。


意志を消さずとも抑えようとする男がいた。

林の中に座り、瞑想に励む日々を送る。

彼の笑顔は遥か離れた地に広がった。


他の土地で彼の教えを乞うものがあった。

彼は人々を集めて広く教えを説いた。

それは、遠く離れたこの国にも語り継がれている。


現代では人はそれを「BUDDISM」と呼ぶ。



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