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【総合コンサル・中途向け】未経験中途の立ち上がり期から挑戦期まで(前編)

何やらコンサル界隈でNoteが流行っているので、時間があるこの時期に1本くらいは書こうと思い、ここまでの振り返りを兼ねて、未経験中途の立ち上がりについて書こうと思います。N=1なのであくまでも1つのパターンとして読んでもらえればと。実験的に290円の設定しています。サポートするつもりで買ってもらえると嬉しいです。290円、週刊少年ジャンプと同じ値段です。

最初に言っておくと、個人的には未経験中途であっても、前職の会社で何らかの専門性を身につけており活躍していた方であれば、慣れや働き方の調整が必要なものの、総合コンサルでも活躍できるようになると思っています。立ち上がり期が大切ですね。

(思い付きで書いたので、ちゃんと考えて、後で本文追加で書いていきます。)

前提

  • 社会人歴5年以上で、何らかの領域で専門性を有しており、ある程度の実績がある

  • 総合コンサルファームへ入社予定、入社したばかりの方

  • 前職では数名のチームリードなどもやっていたことがある

  • 未経験転職をしてきた方

  • いろんな型があると思いますが、あくまでも1つの考え方として参考に

1.事前準備

いわゆる「ジュニア」とか「スタッフ」と言われるマネージャ未満で入るのか、巷で騒がれている未経験マネで入るのかで、求められるスキルは違ってくると思うので、分けて記載したいと思います。

ジュニアから入る場合

基本的には、「マインド」、「コアスキル/思考法」、「よく使う知識」の3つをinputしておくことが大切だと思っています。加えて、「所属部門に求められる専門性」でしょうか。3つについては、関連書籍をまとめたのでそちらを読んでいただければよいかと思いますが、少し補足しておきます。

個人的に最も大切なのが「マインド」だと思っています。マインドがしっかりしていれば、多少求められるスキルに対してギャップがあっても、自らそれを埋める行動ができると思っているからです。マインド=当たり前となる考え方、判断の基準となるベースの考え方、姿勢。

事業会社に比べて、コンサルに求められるマインドは少し違うところがあると思うので、オススメ書籍でも触れている「コンサル1年目が学ぶこと」などで、どういう考え方が当たり前なのかを読んでおくとよいと思います。

『コンサル1年目が学ぶこと』目次より

次に、「コアスキル/思考法」。これがないとコンサルとしての価値を出しにいくことが難しいです。コアスキル=中心となる、汎用的でどこででも求められるスキル。ゴールから逆算して考える(逆算思考)、答えを出すべき問いは何か?(論点思考)、今の時点で最も確からしい仮の答えを持ってあたる(仮説思考)、前提を疑って考える(ゼロベース思考)など、今では広く知られているものですが、基本となるのでおさえておくとよいと思います。

最後に、「よく使う知識」ですが、どのクライアントのどんなプロジェクトにおいても、会計知識とIT知識はあるに越したことがないと思います。会計知識は、あることを前提に会話が進みますし(身につけていない場合は、土日などを使って学ぶ日が来る)、ITは知らなくても何となくごまかせるかもしれないですが、逃げていると高いoutputは出せないので、なるべく早い段階で概要レベルは把握してしまうことをオススメします。(英語はできなくてもプロジェクトに入れますが、関わることができるプロジェクトが狭くなります。)

4つ目に書いた「所属部門に求められる専門性」ですが、これは「industry」か「function(solution、service)」かで異なり、industryは製造業、公共、金融・・・などで、functionは会計、営業・マーケ、人事、IT・・・などです(単純化しています)。このあたりは各社の組織図や募集要項で確認してください。社会人経験がそれなりにある転職組となると、どちらの軸であっても何かしらの専門性があり、それを活かして活躍することが求められています。転職の機会に体系的に整理したり、改めて業界課題を考えてみたり、世の中にどんな論点があるのかを把握しておくとよいかと思います。専門性が無いところへ入る場合は、少し役職を落として入ることもあるようです。

私の場合は、オススメ書籍で紹介した本を、入社前から入社後1年くらいで実際のプロジェクトを経験しながら読んでいきました。

マネージャの場合

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