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35.学習における「量」と「質」について思うこと

皆さん、こんにちは。トビタです。

前回試しに教育と程遠い話を書いたら、全然ビュー伸びなくて笑いましたw
需要がないのかもしれませんね()

今回のテーマは、学習における「量」と「質」について。
「勉強は量か質か」みたいな話は、ツイッターの塾講師界隈では頻出です。テストに出ます(出ない)
それに関するツイートとして多いのは、「まずは最低限の量を確保!質は後!」「両方大事」「そもそも量と質を比べる意味がない」などなど。頻出になるくらいですから、先生は皆、「どうやったら子どもたちは勉強できるようになるかな?」と絶えず考えているわけです。

それっぽい公式

書店には新中1・新高1向けに書かれた勉強のトリセツ本が出回っています。そこには学校と勉強の両立の話や各科目の勉強法なんかが書いてあるわけです。その中に、必ずといっていいほどに「それっぽいよくわからん公式」が出てきます。「いい勉強=量×質」みたいな。うまく勉強ができているかどうかをいくつかの尺度を用いて足し算や掛け算の式で表しているわけです。
似たような公式を幾度となく見ては、ピンとこないの連続でした。私自身、量と質を全く別のものとも思っていないし、何かの尺度でもって式にすることもできないと思っているからです。

無理やり公式にしてみた

でもこういったトリセツ本を読む保護者からしたら、それらしい公式があった方がわかりやすいんでしょうね。キャッチーというか。
「式にすることなんてできない」と言いましたが、一回そういった堅いことは無しにして私も考えてみました笑
無理やり式にしたら、私の場合はどうなるんだろうという好奇心。ふわっとこんな感じ。

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式じゃないな。どう見ても図だわ笑 でも図にしかできませんでした。
それぞれが質に内包されているという具合。かといってそれぞれの足し算や掛け算で成り立っているわけではない。仮にそうだったら、量が多くて時間も多くて集中力ばっちばちな状態がいつでも1番良いことになる。そんなわけない。いつ何時でも時間は有限だし、体力にも限界がある。だから、その子の受験科目や単元ごとの得手不得手、志望校と現状の距離など、受験戦略によって量・時間・集中力の円の大きさは変わってくる。つまり、人によって量・時間・集中力の大きさの最適解は違うというわけだ。よって勉強の質は全ての円が大きければいいわけではないだろうし、どの円が大きければいいかは人によって(科目や単元によっても)変わってくるだろう。
「量・時間については、必ずしも多ければいいというわけではないのはなんとなくわかった。でも集中力については、いつ何時でもばっちばちのほうがいいんじゃないの?」
ここに関しては、私の中でもまだフワフワしている。ただ、勉強に関して良いリズムを作れているなと感じたのは、必ずしも全力集中できているときだけというわけではないのだ。私の例でいえば、英語や現代文の問題文を読んでいるときも常に無心で没頭しているわけではない。ふっと力を込めるときと、すっと力を緩めるときと、必ず強弱がある。数学の問題を解いているときに、自分と違う解き方があるのを知って「おもしれぇええ」と口に出して目をキラキラさせるときもある。「こういったものも諸々ひっくるめて全力集中してるんだろいい加減にしろ!」と言われたら話がややこしくなるので無視する笑

結局大事なことは何なの?

おそらくこの記事を読んでくれている塾の先生も、私とは量と質の捉え方も違うだろう。もちろんどの公式が正しいなんていうことはない。そして子どもからしたら塾をいくつも通ってどれが良いかなんて試せるようなもんでもない。であるならば、やはり大事なのは今自分と向き合ってくれている先生とすり合わせができているかだと思う。いい指導者であれば、量・質に問題があれば指摘してくれる。それを素直に受け止めて改善する。一見不思議な感じがするが、それが量と質の話に躍らされないための方法だ。

終わりに

日々考えることが多く、私は考えたことや思ったことをその都度Evernoteにまとめています。主に勉強に関することや教育に関すること。実はnoteに書いていることも、それをリライトしたものであったりすることが多い。今回もその一例。
Evernoteに書いたことを時間を置いて読んでみると、「ああそうだよな」と思ったりすることもあれば、「何言ってるんだ私は」と思ったりすることもある。少し時間が経ってマインドリセットされたときに、新たな発見や収穫があることを期待してまとめているわけです。「いいアイデア降ってきたのに忘れた!」なんて経験がある方はぜひお試しあれ。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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いつもお読みいただきありがとうございます。教育者の端くれとして、自分が持っているものを他の人に伝承していきたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。