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第8話「再会」1 小林昭人

 本作は2005年に小林昭人さんがホームページにて連載していた小説で、作者の許諾を得て、飛田カオルが本サイトに再掲するものです。

前回のあらすじ

 宇宙世紀0092年、凄惨な一年戦争から十二年後の人類社会は分裂抗争の時代にあった。勃興した諸勢力が内惑星や外惑星で覇を競い、地球から遠く離れた木星もその例外ではない。我らがヒーロー、自由コロニー同盟の若き青年士官マシュマー・セロは、同盟の明日と木星圏の平和を守るため、日夜戦っているのだ。
 マハラジャの命で木星艦隊司令官を解任され、降格されて同盟公使館に赴任したハマーンは同盟とジオンの社会のあまりの違いに驚く。一方、同盟では首相リーデルとジオン公使ジュグノーが彼女に並々ならぬ関心を寄せていた。ジュグノーはハイマン情報員に調査の継続を命ずる。そんな折、首相公邸での夕食会でマシュマーの帰還を知ったハマーンは導かれるように宇宙港に赴く。港では彼の乗る木星からの定期船が二ヶ月の航海を終え、今まさに岸壁に接岸しようとしていた。
 運命に導かれて、マシュマーとハマーンは同盟首都で再会するのだった。

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12,751字

Another tale of Z 第一部 木星編  宇宙世紀0092年。一年戦争に勝利した地球連邦だったが、大戦に疲弊した大国に、ジ…

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