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古民家さんでの実験ワークショップ

2023年8月8日 山梨県韮崎市穂坂町にある、古民家「宮久保」さんにて実験ワークショップをさせていただいた時の記録です。

この日は小学生の低学年を対象にした、身近な素材を使った実験ワークショップを行いました。

実験に使用したのはスーパーに売っている普通の「紫キャベツ」。
紫キャベツは液体の性質、「酸とアルカリ」の度合いによって色をカラフルに変化させるという特徴があります。(参考文献はこちら↓)

その性質を使い、紫キャベツから作った特別な抽出液で、身の回りのものが酸かアルカリかを調べました。

まずは、凍った紫キャベツを水に浸し解凍します。一晩、冷凍庫に入れた紫キャベツはカッチカチ笑。でもこうすることで、キャベツ内の繊維が壊れやすくなり、色素が簡単に抽出できます。

紫キャベツの解凍と抽出。手がめちゃくちゃ冷たい。

液を抽出したら、その液をコーヒーフィルターで濾したあと、スポイトを使って液を試験管に小分けにします。
最初は、スポイトの使い方やガラスの試験管を扱うのに少し苦労していた子どもたち。でも、その小さな手で操作をしている姿が一生懸命で、なんだか感動でした、、、😭。みんな上手でしたよ!

初めてのスポイト!①
初めてのスポイト!②

液を小分けにしたらいよいよ本題!
古民家中に隠された色々な試験液(お酢や洗剤、重曹など、)をみんなで探索します。

みんなが探索して発見した、色々な試験液。お酢や洗剤、重曹など、いろいろある。

これらの試験液を紫キャベツにまぜ、どんな色になるか観察します。
紫キャベツの酸とアルカリの色味表と照らし合わせて、元の試験液が何性を示すのかを考えます。さぁ、これは何色になるかな、、、?

液の色を紫キャベツの色味表と照らし合わせて、液の性質を調べる。

実験が進むにつれ、子どもたちは自分なりの予想を立てたり、お父さんやお母さんと一緒に何が起こるか話し合ったり。そんな和気あいあいとした雰囲気が、古民家の温かい空間に広がっていきました。

赤や黄色、青、緑…魔法に変わる液に、子どもたちの目は釘付け。
みんな「わぁ!」と驚いた表情で、色の変化を楽しんでいました。
カラフルな試験管を並べて記念にパシャリ!

調査した試験管を並べて、記念撮影!📷

科学は、時に難しく感じるかもしれませんが、子どもたちの好奇心をくすぐるもの。このようなワークショップを通じて、彼らの中に小さな科学者の種をまくことができたなら、それ以上の喜びはありません!
来年の夏も、古民家宮久保でみんなと実験できたらいいなぁ〜

最後はみんなで水素ポーズ!また来年会いましょ〜

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