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福岡移住日記#004日目 26歳男性、豚骨ラーメンを食べる

これは生まれてからずっと実家で暮らしてきた26歳男性が、福岡の博多で一人暮らしをする様子を記録した日記である。


仕事の合間の昼休憩。
福岡に来たときよりは少し余裕を感じながら生活できるようになってきた。せっかくなので福岡で有名なものを食べてみたい。
そう思いながら会社の周りをうろついていると、ラーメン屋を見つけた。

当たり前のように豚骨ラーメンの店である。そういえば福岡で醤油ラーメンや塩ラーメンの店をまだ見かけていない。ラーメン屋自体は何件も目にしているのに、すべて豚骨だ。豚骨ラーメンが名物なのはとうに知っていたが、ここまでとは。暑い中歩き続けるのもきつくなってきたので、入ることにした。

券売機にお金を入れる。とりあえず1番普通っぽい豚骨ラーメン(650円)を買う。テレビがかかっていたが、ローカル局の番組で出演者は知らない人だらけだった。自分が住んでいないところに旅行に行って、地方局のニュース番組を見るのが好きだったりする。

ラーメンは思っていたほどしつこくなく、スープもそこまで濁っていなかった。天下一品みたいなのを想像していたが、皆が皆あんな感じではないのか。チャーシューが柔らかかった。

豚骨ラーメンのルーツについて調べてみた。

・元々は福岡県の久留米市で誕生した
・昭和12年ごろにできて、そのころはまだ白く濁っていなかった
・スープの火加減を誤ったところ、偶然できたとか
・これが評判となり、各地の店に広まっていった

なるほど、そうだったのか。久留米といえばタイヤの街の印象だったが、広く知られている豚骨ラーメンの発祥の地でもあるのか。

博多のラーメンは麺が細い。この細さにも慣れる日が来るのだろうか。具材がシンプルで自分好みだと感じた。

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