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庶民の投資は所詮おまじない

こんにちは、とび少納言です。
今回は、最近話題になりがちな「投資」について書こうと思います。

とはいえ、僕は金融の専門家とかではないので、おすすめの投資法や金融商品は一切書けません。あくまで「投資」という行為自体について考えたことをつらつらと書いていこうかと思います。

最近、投資が話題ですね。本屋に行っても人気書籍として投資の本が押し出されていますし、テレビでもよく投資の話題を見かけます。
それは、たぶん今年の1月からNISAの制度が変わったからでしょう。これを機に投資を始めようかしら、という人も多いのかもしれません。

僕は、実は大学生の頃からNISAをしていました。とはいえ、月3000円程度でしたから、資産形成とは名ばかりのものでしたが。
大学生から始めたNISAでの積立投資は、今でも続けています。
なので、僕は基本的に投資は賛成派です。

ただ、しかし。
投資にのめり込み過ぎて、時間やお金を使い過ぎるのはどうかと思います。
確かに、お金の勉強は大切です。投資についての勉強も同様に大切なので、必要最低限の勉強はするべきだと思います。

しかし、私たちのような所詮庶民は、正直言ってそこまで資産形成というものは必要ないのではないかと思います。そのため、そこまで詳しくなる必要もないし、投資なんて信頼できる株式の投資信託に月々いくらか注ぎ込んどけばいいじゃん!と思ってます。

例えば、投資の勉強をしていると必ず「資産は分散しよう」というアドバイスに出会います。
資産をひとつの形で持っていると、そのものの価値が落ちた時に大変なので、いくつかに分けて持っておこうということです。
金融資産を全て「円」で持っておくと、いまみたいな円安の時に損するので、ドルにしたり、株式にしたり、金にしたりしておこうねということです。

これは確かに納得できる話で、投資の基本なのは分かるのですが、僕には全く関係のない話です。なぜなら、悲しいことに分散できるほどの資産が無いからです。

これは私だけではなく、多くの人に当てはまることではないでしょうか?
株式にして、金にして、ドルにして、、、というように分けておくほどの資産は多くの人に無いと思います。
多くの人は、基本的に現金+NISAやiDeCoを活用した金融商品という形が限界だと思います。

投資というのは、基本的に資産家のような大金持ちの人が熱心に考えることで、私たちのような庶民にとってはそこまで熱心に考えるほど大切なものではないのです。

では、私たち庶民はお金のことなんて何も考えなくていいのか?と言うと、それは流石に違います。

私たち庶民は、収入のことを考えておきましょうよ。結局、自分の生涯年収をなるだけ多くすることが生活の豊かさに繋がります。
出来るだけ多く稼ぐ、出来るだけ長く働く、この2つが庶民の私たちにとっては投資なんかよりも遥かに重要なことだと思います。

例えば、転職や昇進、副業などで月3万円収入が増えたとします。それは、年間36万円。3年で100万円近くになります。5年で180万円、18年で360万円です。
これくらいの金額を投資で稼ごうと思ったら、大変です。年利10%としても、360万円の投資商品を持っておいて初めて年間36万円です。(複利など何だのあるでしょうが一旦無視!)

生活費を投資するわけにはいかないので、360万円を株式に回わせるほどの貯金があるということです。360万円の余剰資金を貯めるよりも、月3万円の給料アップを目指す方が簡単な気がしませんか?

老後の不安にも同じことが言えます。
定年後に就職するのは中々難しいですが、それでも投資で生活費を賄うよりもはるかに実現可能性があると思います。
また、日々資産をすり減らすだけで生きるよりも、収入がある方が気持ち的にもより良い老後になる気がします。

だから、皆さん。投資はそこそこに、頑張って働きましょう!僕も嫌だけど、頑張ります。
社内で昇給、難しいなら、転職や副業。月3万円をプラスする方法は、意外と広がっています。

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