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採用難と生産性から、企業は研修に力を入れる。

株式会社NEXERAの飛田恭兵(@tobi_pm)です。

普段は「Marketing Town(以下、マーケティングタウン)」という経営視点のマーケティングを“疑似体験”できるボードゲームを開発し、アクティブ・ラーニング型の新しい学びの機会を、企業研修という形で提供しています。


私がいま事業の対象としている企業研修市場に対してみなさんは、どのようなイメージを持たれるでしょうか?

企業研修市場と聞くと、どのようなイメージを持たれますか?
「あまり大きくなさそう」
「成熟しきって、伸びていなさそう」
このような印象を持たれがちなのですが、きちんと数字を見ると意外に面白い市場であるため、このnoteで企業研修市場について書きたいと思います。


市場規模/推移

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企業研修の市場規模は2018年は5,230億円となっており、7年連続で毎年80億〜150億円伸びている市場です。実は日本国内でも一定のボリュームがあり、まだ成長を続けている市場になっています。


市場が伸びている要因

このように市場が伸びている背景には次のような要因があります。

●人材の採用難
●労働人口減少

「人材の採用難」に関しては、有効求人倍率も年々上昇しており、2019年上期の人手不足の関連倒産は過去最高を記録しました。
また人材を採用できたとしても新卒の3年以内の離職率は30%を越えています。

そして今後、「労働力人口減少」に加え、高齢化率が高まること、昨今の働き方改革の影響から、生産性向上が企業にとって取り組むべき大きなテーマになっています。

この生産性向上に対して企業は、RPAの導入による業務効率化や、マニュアルによる業務の平準化など様々な取り組みを行っています。
その一つとして、個々人のスキルアップを目的に取り組んでいるのが企業研修です。


企業規模に合わせた提供方法

企業向けの研修は、その企業規模に関わらず、同じ研修が実施されているのかというと、そうではありません。
企業のニーズに合わせたカスタマイズ型のプログラムが最も需要のある研修ですが、中小企業・中堅企業を対象とした「定額制」の集合研修も人気の研修となっています。

もともと中小企業・中堅企業はOJTや内製化した研修のイメージが強いと思いますが、昨今ではそういった企業も研修会社の利用が増えてきています。


企業研修のこれから

ここまで書いてきたように、企業研修は市場という視点から見ても企業規模に関わらず多くの企業が力を入れて取り組んでいく部分だと考えています。

弊社が運営しているマーケティングタウンも、企業規模・業種・業界問わず様々な企業様から日々お問い合わせを頂いております。

企業研修は、企業が現在直面している、またこれから直面する『生産性』に関わる重要な部分です。弊社にはボードゲームしかありませんが、ボードゲームの力が最大限に活きる市場だと考えていますので引き続き、より学びのあるボードゲームの開発を続けていきます。(※ボードゲームと企業研修、学びについては他のnoteをぜひご覧ください。)

↓マーケティングタウンについてはこちら↓


ご拝読ありがとうございました。

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