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速報!〜【組織開発実践者に聴く!】組織活性化を進める上での壁とその乗り越え方#1〜開催レポート

株式会社ZOZOの小金蔵人さんと、ToBeingsによるコラボセミナー、『【組織開発実践者に聴く!】組織活性化を進める上での壁とその乗り越え方#1』が無事に開催されました。

終了ホヤホヤのセミナーの様子を、広報担当コガがお届け!
まずはご参加くださった方々から、こんなご感想をいただいております。(一部、抜粋してご紹介)

参加者からのご感想

終了後のアンケートでいただいたご感想

今回のセミナーでは実践者の方々が直面している生の課題に対して、スピーカーの体験談を織り交ぜながらお伝えしようと考えていました。
「ヒントがもらえた」「介入する上で役立つお話が聞けた」というご感想は、私たちがお伝えしたいことを、しっかりと受け取っていただけたなという思いでいっぱいです。

「難しくではなくわかりやすく」
「ジワっと介入」

組織開発というと、なんとなくハードルが高いとか、何してるかわからないとか、頭の中に「?」が浮かぶことが多いし、合宿やイベントなどを開催して、大きく物事を動かさなきゃ…と思う人もいるかもしれません。

でもそんなイメージの組織開発だからこそ、「難しくではなくわかりやすく」「ジワっと」進めていくことが大切なのかもしれないなと、皆様からのご感想を読みながら、改めて感じました。


画像左から時計回りにモデレーター:株式会社ToBeings児玉さん
スピーカー:株式会社ZOZO小金さん、株式会社ToBeings橋本さん


「組織開発するマン」としてTwitterでも活躍される小金さんが、ご自身のツイートで募集した「より良い組織にするために、今まさにお困りのことはなんですか?」に寄せられたコメントを元にしたお悩みと、参加者からのチャットで寄せられたコメントに、スピーカーの2人が答える形で進められました。

組織開発の仕事とは、『落とし物されていますよ』と拾って、元の持ち主に返すこと

まずはこんな質問から

あるある〜と参加者からも多くの頷きが….
「やってることの正しさがわからない、自分のやっていることが、直属の上司にちゃんと伝わっているのか….そういうことに悩んでいる人は多いですよね」と小金さん。橋本さんからも、「組織開発をやっていると色々あると思う」とのコメントが。

「例えば上司と話をしてみるとか、同じ部門の人と話してみるとか、小さく話をするところからスタートするのが圧倒的にいい」と橋本さん。
「エアポケットのものって取りに行くの難しいよね。だから取りに行けなくてもOK!ぐらいがいいのでは?」と、ついつい背負い込んでしまう方々には心が軽くなるようなアドバイスも。

株式会社ZOZOで組織開発を実践している小金さんからは、「組織開発の仕事って、『落とし物されていますよ』って拾って、元の持ち主に返す仕事だと思っている」という金言が!

参加者からも、「落とし物ですよ!というフレーズはいい。すぐに使えそう」との声が上がりました。

「当事者意識がないという出来事を自分も作っている…」ということに対する自覚がないことが、実は一番問題

続いてのお悩みはこちら。
これもあるあるですよね。私も会社員時代、何度も同じようなことを思っていました。

ここでは橋本さんのこんな言葉が印象的でした。
「当事者意識がないって相手を責めてる時って、実は自分のことも指しているんですよ。当事者意識がないのは自分以外の『誰か』であって、自分とは関係ないと。でも、当事者意識がないという出来事を自分も作っている…ということに対する自覚がないことが、実は一番問題なんですよ」

『鏡の法則』という言葉もあるけれど、自分と相手は合わせ鏡。
だから相互作用で起きていると認識しないと解決していかないのです。

小金さんからも「職場の一体感がないとか、経営陣がよくわからないとか。そういうのを眺めててよく思うのは、他責のムード。うっすら全員共犯者で起こっていることが多いんですよ」という言葉が….

「うっすら全員共犯者」という言葉が、私的にはものすごくツボでした。
ガッツリじゃなくてうっすら。自分も当事者である…という意識、ものすごく大切だなと改めて感じました。

正解主義の裏側にある恐れと願いに意識を向ける

こんな話をしていく中、参加者からチャットで質問が….

正解を求めてしまうこと。組織にはよくありますよね。
橋本さん、小金さんからのコメントが、参加者の心に深く刺さったようです。

正解主義の背後にどんな恐れがあるんだろう?を見ること。過去の失敗体験や成功体験が、組織のトラウマになっていることがある。だからまずは、恐れがあることにOKを出すこと」(橋本さん)

「人と組織は相似系。願いと恐れがあって、願いは根底で手に入れたいもの、恐れは今手にしていて、絶対に失いたくないもの。心の中のホラーストーリーに根ざしていると思う」(小金さん)

見えやすい言動に意識がいきやすいけれど、その背景には何があるんだろう?何を願っていて、何を恐れいているんだろう?に興味を持って丁寧に見ていくことって、とても大切なことだなと思っています。
それだけで物事の捉え方が緩んだり、変化の兆しが見えたりすることって少なくないなと、日々実感もしています。

参加者からも「願いと恐れっていい言葉だよね」「社内の人の顔が思い浮かんだ」という言葉が聞こえました。

次回は7/15(金)開催

あっという間の90分。
組織開発の話題になると、止まらない小金さん、橋本さんですから、まだまだ話し足りさを画面越しに感じながら終了。

ToBeingsとしての初めての試み。
次回に向けて反省したり改善したりすることも、もちろんあります。

でも、組織開発でも大切な「まずはやってみる」を実践できたことは、大きな一歩だったなと感じています。
何より所属している場所は違っても、組織開発を実践している仲間が集まれた…というのが、とても心温まる時間だったと思っています。

次回は7/15(金)16:00〜開催。
まだまだお申し込み可能ですので、「まず何から始めたらいいんだろう?」「なかなかうまくいかないな?」など実践者としてのモヤモヤを感じている方は、ぜひいらしてください。

きっと「その日から」始められるヒントをGetできるはずです。

日程:2022年7月15日 (金) 16:00-17:30
会場:オンライン(全国どこでも参加可能)
参加費:無料

▼申し込みはこちらから|【組織開発実践者に聴く!】組織活性化を進める上での壁とその乗り越え方#2


古賀ちぐさ【コンサルタント】
ToBeingsの組織開発コンサルタントとして、大手企業さまのプロジェクトを推進していく一方で、広報担当としても活動しています。趣味はかぎ針編み。
思いをそのまま文章に載せていくので、ロジカルに書くのは少々苦手。さらに想いが溢れて長くなりがち。ToBeingsの活動、メンバーの裏側をお伝えしていきます!