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子どもや教育に関する記事

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親子関係、学校問題などに関する論考をまとめました。
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記事一覧

友達って

先日、「友達」についてのインタビューを受けて、その際に私の中での「友達」の定義を考えてみ…

鳥羽和久
12日前
43

勉強に対する大人の見立てはだいたい間違っている。

勉強に対する大人の見立てはだいたい間違っていて、それはおそらく自身の学生時代において、勉…

鳥羽和久
1か月前
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先生という仕事

今でも一番記憶に残る担任の先生は小1・2のころのH先生。彼女がクラス全員を横に整列させて…

鳥羽和久
1か月前
73

勉強について考えた、この数か月の断片的なこと

高校入試は入試まで気持ちよく勉強できている子のほうがうまくいくことが多く、勉強をやれやれ…

鳥羽和久
1か月前
69

「教えること」の落とし穴

(勉強ができるはずの)親など日ごろ勉強を教えてない人が子供に教えるとなぜうまくいかないか…

鳥羽和久
2か月前
55

他人への配慮より、「自己への配慮」

いまの世の中を覆っているのは「既に私も配慮してるんだから、あなたの方もこっちが不快になら…

鳥羽和久
2か月前
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傷つきやすさについて

随分前にこのツイートをしたのだが、その数日後に教室の前で会ったあるお母さんから、「先生、うちの親、死ねばいいのに、とか書かない方がいいですよ。どの親が見ているかわかりませんから」と言われ、どの親というかあなたですよね、と思いながらその場では何も言えず、その後しばらくモヤモヤとした気持ちを抱え続けた。 中学生の子どもたちは、たやすく「うちの親、死ねばいいのにー」と言う。正確には、言うタイプの子と、冗談でも決して言わないタイプの子がいる。僕は「言わないタイプ」だったので、子ども

エンパシーというまことしやかに囁かれる言葉について

いま、ある教育者の「相手の立場を理解しようと努力し、相手のことを想像する力」であるエンパ…

鳥羽和久
2か月前
79

「寄り添う」というまやかしの言葉について

「向き合う」とか「寄り添う」という言葉は要注意で、そういうのは「向き合わなきゃ!」という…

鳥羽和久
3か月前
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寛容さという罠について

「寛容さに隠された権力」について語るジジェク。 いまの親子関係、教師と生徒の関係は、多か…

鳥羽和久
3か月前
59

2023年 親と子の間で考えたこと その3

勉強に対する子供の「やる気がない」という親の嘆きは、現在の子供の内面を責める形で表出する…

鳥羽和久
4か月前
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2023年 親と子の間で考えたこと その2

ことさらに子供には未来があると言う前に大人も自分に未来があることをしかと受け止めたい。(5…

鳥羽和久
4か月前
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2023年 親と子の間で考えたこと その1

ポップスやヒップホップを聞いている子供への悪影響を心配する親なんてほんとに余計な存在。そ…

鳥羽和久
4か月前
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几帳面な父親

几帳面に息子を管理しすぎる父親は高確率で息子を窒息させてしまう。 生真面目さが不足していた過去の自分を悔やむような子育てをする人は、自分のダラしなさがいかに自分を救ってきたか、自分が息をするために必要だったかということを過小評価しすぎている。 母親も父親も区別なく子育てにかかわるのは現代の当たり前だが、親がふたりとも子育てに熱心になることほど子供にとって苦しいことはないだろう。 毎日小言を言う人はひとりで十分で、ふたり以上いたらおかしくなるのは当たり前だ。 父親が小言