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愛する事それはバトンを受けわたすこと

 おはようございます!
生命という器の中にある命
そのいのちを生き切るために、
生きるとは、死ぬとは、そして命とはそこを考え
現在『愛する事』
そちらについて考えているとある看護師です。


 愛する事それは、バトンを受けて、
そしてそのバトンを引き渡すこと。
そう、日々生きていて常々思います。

 私の今働いている、病院での臨床看護
これは、まさに、それぞれ勤務形態は違いますが
日勤から夜勤へそして夜が明け
夜勤から日勤へ それぞれの看護師が
患者様を担当させていただき
そして患者様の状態を引継ぎ
まさに、生命の拍動とその中での命を
見守らせてもらい、引き継いでいる。
その中には、チームで生命活動の灯を常時見守り
その瞬間を見逃さないことが求められることが多い。
なぜここまで、勤務交代が命をつなぐバトンだというか、
それは、理由があります。

新人時代に
私の指導担当(男性看護師です)から、いつも言われてたこと。
先輩は、私に自分の担当患者を次勤務の私に引き継ぐ際
『お前、この患者殺すなよ次俺がくるとき、引き継げよ』
そんなことをしばしば、言われていた。
 その言葉に私はお前に任せたんだぞ、命を引き継いだんだぞ、このバトンを必ず渡せ~
そういう内容だと私は、身に沁み理解し、いつも気を引き締めた。

その先輩が、常々言葉は荒いが、その行動に、目指すところが明らかで
そして、私もそこを目指すことができ、
その実践が私達の心をうならせるものがある。だからこそ、
食らいついて目指した、ついていった自分がいた。

口は悪いし、説明する、やってみせるという場の設定というより
視て、学び取れというような姿勢。
一見話しかける事さえ、心構えが必要。
そんな人でした

でも明らかにその実践と、行動指針(急変時の動き、
どんなときも、逃げずに、行動する姿勢)
そこに、すごいなというものがあった。
その方から、私達のこの看護の仕事は
勤務交代のときに、
命を、守り、そして引き継ぐもの、
つまり今もっている自分のベストを出して
自分に誇りを持ち、あきらめずまず自分を信じ愛し
その分を、今目の前にいる
患者様にベストを尽くす。
つまり
命のバトンを引き継ぐこと。それを無言の姿勢と行動で
伝えられたと思うのです。

いつも自分が『やばい。。』そんな風に思ったとき
すっと、いつのまにか背後にいて
厳しく喝がはいり、でも守ってくださった。
 口は挟まず、
視てないようで、かまわないようで
しっかり観ておりそして、無言で私達も
そして患者も守っている。
そんなリーダーとしての在り方でした。


 今、教える人も、伝わったかがすべて
だからこそ、丁寧に
そして、心理的安全をしっかり保ち
そして、頻回な、声かけをしていく
そんなことを、求められることもある。
でも本当の愛とはどういうことなのか
本当に
困ったとき、窮地な時
そのバトンをしっかり引き継げるように
支える
あの人がいるから、大丈夫
今日あの人が見てくれている。
そう思ってもらって
のびのびとでも緊迫感ももって
仕事ができること
そこであると、その先輩から引き継いだ心の宝です。


本当に行動している姿勢、その結果
それが一番、忘れられない、
次の世代へ、大切な何かを引き継ぐことに
つながるんだと思っています

今日は、今この小さな自らが、
その先輩と同じ役割をすることとなり
その在り方の甘さを痛感し、
また彼の在り方を思い出し
そしてやっていこうと気を引き締めた朝でした。

きっと誰もが、何かを通して
その想い、その何かを愛する気持ち
その実際の行動
それが引き継がれている。
それが愛の連鎖になるのかもしれない。
そんなことを想った朝でした。
今日も皆様が、朝を迎えて、命があって
生きていることに私は感謝したいです。
今日もいってらっしゃいませ!
そして私も、行ってきたいと思います。

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