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伝わる言葉を使おう。

リーダーの指導をしているとよく質問される事があります。

『何度言っても伝わらないんです。どうしたらいいですか。』

といった感じの相談を必ずほぼ全員から聞かれます。
僕自身も伝えたい事が伝わらない事がよくあってどうしたものかと試行錯誤してきたので、その経験を踏まえて助言をするのですが、その中で以前の記事にも書いたコミュニケーションは相手の中で発生している事を再確認しつつ、こういう言葉を伝えます。

『伝えたい人に伝わる(本人が理解できる・通じる)言葉を使いなさい。』

『どんな言葉なら通じるのかを見つけるのも育成指導の楽しみのひとつだと思いなさい。』

という感じです。
これは僕自身が感じできた事なので、最善やおすすめの対策ではないので参考程度に聞いてもらえるとありがたいです。

結局何を伝えても本人の中でどう伝わってるのかは実際のところこちら側からはよく分からないので、その人が実際の言動が間違ってたら、やっぱりちゃんと伝えきれてないと思うんです。
1を伝えたら10を理解できる人もいれば、1を伝えても1も伝わらない人もいます。
それに、1を伝えているはずなのに相手は1ではなくて3として理解していたり、本当に人に伝えるという事は難しいんだと思います。

僕自身はそういう感じで、伝えることやコミュニケーションはそもそも間違いが起こりやすくて正確に伝わる事自体が相当難しくて工夫が必要な事だと理解しているので、うまく伝わらなくても仕方がない、もう少し伝える側の工夫が必要だと思えるのですが、そう思ってない人にとっては、何で伝わらないのか、ちゃんと話を聞いているのか、教わる気があるのか等々、こっちはちゃんと伝えてる・教えてるのに!という気持ちが先に立ってしまって、相手を責める構図になりやすいんだと思います。

なので、相手に伝わる伝え方が大切だと思っています。

さっきの説明でわかりにくそうな人にはこうも伝えます。

『その人が理解できる日本語を使いなさい。』
『相手の言語で伝えてあげなさい。』

こうして書いてみると、ちゃんと伝えているつもりの内容なんですが、何言ってんのかわかりませんよね(笑)なんとなく伝わっていればいいんですけど、あとは伝わるまで伝える努力を重ねなさい、とかそんな感じの助言が多いかも知れません。

相手にちゃんと伝わったかどうかは、ちゃんと相手の表情を見ていたらなんとなくわかります。
明らかにわかってない表情、大雑把に理解はできたけどなんだかよくわからないみたいな表情、なんとなく理解できたかもしれないけどめんどくさいのでもういいや、みたいな表情など(笑)

あとは少しずつ相手との距離感を近づけて行かないと100%で伝えるって事は中々難しいのかも知れません。

相互理解って難しいけど、チーム作りの上では重要なポイントだと思います。

難しいからこそ、うまく連携できた時の達成感が凄いんだとも思います。互いに理解しようとする姿勢も大切ですよね。
個人的には、互いに良いところを認め合って褒め合えると相乗効果でどんどん良いチームになっていくように思います。
そして、そういうチームなら、どんな職員でも力を発揮できる傾向だと感じています。

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