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熱意の伝え方にはいろいろあると思いますし、管理者としてリーダーとして、自分の熱意を部下に伝えていく事は一番大切な課題だと思って日々の仕事に向き合っています。

個人的に、松岡修造さんのようなわかりやすい熱い想いの伝え方に憧れますが、なかなかあそこまで演じる事ができないのが正直な所です。

僕はイチローさんの言葉が好きで、その中でも特に以下の言葉が好きです。

『人に勝つという価値観では野球をやっていない。』
・・・常にライバルは自分という事ですよね、この言葉は僕の中ですごく力強く支えてくれています。


『しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。』
・・・これも自分自身に厳しい言葉と思います。何かを語る時に自分自身がきちんと準備や努力ができているのか。きっと、それが出来ていれば言葉にも重みが出るんだと思います。イチローさんの言葉は僕にはずしっと重く響きます。


『やってみて「ダメだ」とわかったことと、はじめから「ダメだ」と言われたことは、違います。』
・・・どんな事にでも挑戦せよ、という言葉かな、と感じています。他人から”ダメだ”とか”できない”とか言われても、やるかやらないかを決めるのは自分だし、挑戦しなければ0%だけど、挑戦すれば、そこには無限の可能性があると思います。

イチローさんはいつも冷静で淡々とした口調で話しますが、僕はそこにすごい”熱さ”を感じています。
言葉の重みともまた違った、ほんとうに努力を積んだからこそ見えている視点からの言葉なんだな、それをきっと”伝えたい”と思って発信してくれているので”熱さ”を感じるんだと思います。

そう、自分のために語るのではなくて、誰かのために語っている、何かを伝えたいからこそ、その想いが”熱さ”として伝わるのかなぁ、なんて勝手に思っています。

ですので、僕も説明や伝える事はへたくそなんですけど、想いだけは何となくでもいいから伝えたいと思って伝え続けてきました。

その成果なのか、最近直接指導をしているリーダー層の職員から『時々暑苦しいですよね』と言われるようになりました。

煙たがられているのかもしれませんが、暑苦しいくらい熱が伝わっているとしたらうれしいな、と少し感じました。

『これからどんどん暑苦しい指導になるからね。』
と伝えると、『それだけはやめてください。』との事。

でもね、まだ発令が出てないから周知できないけど、もうあと数か月しか指導できないから伝えたい事はこれまで以上に伝えていくからね・・・と思いつつ。

3月からは全く別のリーダークラスを後継管理者として育成する事になるし、5月からは全く別の地方への異動で今の現場から離れてしまいます。
2年かけて作ってきたチームですが、本当にこれからいろいろとやりたい事もあったのですが、ここで手を引く事になりました。
これからが一番楽しいんだけどなぁ・・・と思いつつ、雇われている身としてはどうしようもないのですが、あと数か月、どれだけの熱を伝えられるかは、僕自身の大きな課題です。

はぁ・・・また引っ越しかぁ・・・。
この10年で5回目の引っ越しです。
また知らない土地で立て直し。
数字だけ見るとびっくりするくらいの大赤字です。
立て直しと事業再編など、全然僕がやりたい現場の仕事と違いますが、現地の現場職員がどんな面々なのか、新しい出会いには楽しみもあります。

自分のやりたい事を実現するには、必ず良い経験になる職場と思います。
上層部も赤字でどうしようもない、と思っているようなので、経営改善して現場の職員と一緒に頑張って見返してやりたい気持ちもあります。

やり残しがないように、しっかりと仕事をしたいな、と思いました。

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