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他人には厳しい人たち

介護の世界だけではないとは思いますが、この業界に身を置いて結構経ちますが僕が指導してきた職場の多くの介護職員さんは、他人に厳しく自分に甘い方が多かったように思います。

僕は自分にも他人にも甘々なので、なんでそんな事でいちいち指摘するのかわからないような事で同僚に指摘したり指導したりダメ出ししたりの光景をたくさん見てきました。
それでご自身もきちんと仕事出来てたらいいんですが、自分が他人に指摘したケースと似たような失敗やミスについては、何かと理由や言い訳を並べて不問にしようとする人が多かったです。

中には自分にも他人にも厳しくて一貫性のある職員さんもいましたが、50人に1人くらいの割合(感覚的に)だと思います。

他人に完璧を求めるのは自分がしんどいだけだと思います。
実際にそういう人たちは大抵イライラしていました。
同じチームメイトにほぼ常時イライラしてる。
というか、利用者さんを見ないで同僚の仕事ぶりを常に見てるんですよね、仕事しようよって思いますし、実際に自分の役割を果たすよう指導した事もあります。

なんでも完璧じゃないと気が済まない。
介護のような個別性が高くて何が正解なのかその場ではっきり効果も結果も出ない職場で完璧を追求しても無理があると思うんです。

もし完璧を求めるのであれば、それはやっぱり自分自身の仕事の質や向き合い方、提供するケアについて追求すべきだと思います。

残念なことにそういう傾向の職員さんは出来なかった事などを自分ではなく他の要因にしてしまう傾向も強いと思います。自己評価が高いのはいいのですが、客観的・相対的に自分を評価できないと成長はできないと思います。
自分はこれで完璧と思ってしまった段階でそれ以上先には進めないとも思いますから、そういう思考になってしまうのはとってももったいないと思います。

気になった事や必要な指摘や助言をするなという事ではなく、するにしてもイライラしたり負の感情を乗せたり攻撃したりするような方法で伝える必要はないはずです。

監視されている環境での働きにくさは相当なものだと思います。
たぶん自分の持ってるパフォーマンスを出しきれないと思います、萎縮したり指摘してくる職員さんの正解探しをした仕事になるのでそこに自分らしさや応用や工夫は生まれませんよね。かなり可能性をつぶしてしまう環境なんじゃないかと思います。

なので、みんながのびのび働けて、互いにいい刺激を仕事ぶりで与え合えて高めあえるようなチームができたら理想的なんですけど、残念ながらまだそんなチームづくりができた事はありません(涙)

まだまだこれからの課題ですね。
日々精進です。

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