新たな経済対策で介護職ら賃上げ 武見厚労相が意欲 「重要性極めて高い」
朝から寒いし筋肉痛は収まらないし体が重い週末になりそうです。
介護職6000円の賃上げ報道ですが、まだ具体的に決定しているわけではないようなので、こういう数字だけが先走ってしまうのでは前回の9000円の時に経験しているので本当に何とかしてほしいですね。
賃上げというのであれば、介護職への直接支給にすべきで、社保で引かれないで6000円なら6000円満額がいきわたるようにしてもらいたいですね。
ただ、また介護職限定なんですか?という疑問があります。
どこもかしこも生活は苦しくて1円でも収入を増やしたいはずです。
それに、介護職だけこういう対応をされるとそれこそ他産業からの分断を招きそうなのと、大変だから給料あげろーって文句言ってればお給料が上がる職業だと思われて、頑張らなくてもお給料あがってうれしい人が集まってしまう可能性もあって、そういう人材も含めて人材不足を解消したい対策ならそれでいいんですけど、結局事業所の中核を担うリーダー層が育成・指導の段階で心折られてバーンアウトして、結局業界に残ってほしい人材が残らない・・・なんて悲劇にも繋がりそうなので、そのへん上手に制度を作ってほしいと思います。
これからの労働人口が少なくなっていく時代で、賃金が高いからという理由で介護業界を選択してしまうとミスマッチが起こる可能性が高いと思います。
特に人材不足など社会資源が不足している地方では深刻になると思っていて、これまで一人で担っていた仕事が何倍にもなる可能性があります。
ですから、仕事量は絶対的に増えると思っています。
もはや楽に稼ぐという発想では生き残れない状況になるのではないかと思っていて、本当に楽に稼げるのは一部の人だけで、そのあたりの格差もどんどん広がっていくと思います。
ですから、過重労働はお願いするけど、その代わりお給料も増やしますよ、というような感じの方がよさそうな気がします。
ロボット技術やICT等のデジタル技術が介護業界で普及して活用して現場負担の軽減につながるような状況になるまでは、まだしばらく時間がかかりそうな気がします。
だって、いまだにFAXが最先端のツールっぽいですから。
月6000円って結構な額だと思うんですけど、SNS界隈の介護職の意見を見ていると、これじゃ少ないとか足りないとか、こんな額で人がくるとおもっているのか、とかいろいろなネガティブな意見が多かった印象です。
これまでの処遇改善でも報道で出た額が支給された事はないと思うので、そのあたりちゃんと理解しておかないとどんな額を示されても”話と違う”という事になりかねないので、そういう誤解を防ぐためにも、コロナ禍で支給したような給付金のように直接支給した方がよいと思いました。
記事では、他産業の平均賃金と同等になるようにしたいと記載がありますが、他産業が平均値なので、介護業界も平均値で賃上げになると思いますから、もらえる人もらえない人が出る前提の話である事も重要です。
税金増えて介護職だけ賃金アップとかになったとして、世間の評価がどうなるかは見てみたい気もしますが、想像するだけで恐ろしい事になりそうです。
介護業界はワースト9位でした。
介護業界より平均年収が低い業界がある事をちゃんと理解しておく事は重要と思います。
平均勤続年数で見ると、この中だと旅行業界に次いで2位の勤続年数の短さです。
長く務めるほど定期昇給とかで年収は増える傾向があるので、そう考えると勤続年数が短いのに年収は高い傾向ともいえます。
平均値なので、どの業界でもこんなにもらってない、という意見は出そうですけどね。
どの仕事だって大変だと思うので、そろそろ介護職だけが大変でお給料が安いんです、というのも違和感出てきそうな気がしますし、せめてこの記事で介護業界以上に年収の低い業界全体の賃上げもできるような対策を政治家は考えるべきだと思います。
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