「観光介助士」制度化で人材育成 障害、年齢で旅を諦めないで・・・という記事の紹介です。
観光介助士という資格があるのは初耳だったので調べてみました。
実際、高齢化社会なのでこういう資格やサービスが増えていくのは当然かな、と思ってましたが、もうちょっと先の話だろうと思ってたんですよね。
いくつになっても何か障がいがあったとしても、行きたいところに行って観光等を楽しめるのは、観光に力をいれている現状の日本の状況を考えると経済的にも良い事と思いますので、そういう事を諦めずに選択できるようになればいいですよね。
ちなみに、弊社でも保険外対応での宿泊施設での介護サービスの利用相談は受けています。
こうしたい、という想いや希望なんてのは、100人いれは100通りあるわけですから、そういう多岐に渡る要望に応えられるような工夫や柔軟な対応・発想は重要と考えています。
気球に乗る、という具体的なサービスは想像してなかったので、ナルホドそういう要求だってあるよなぁ、と感じました。
スキルによってレベルに違いがあるのは利用する方としたら分かりやすいですよね。
僕もデイサービスで管理者をしていた時は、職員の出来るスキル毎にレベル分けをして見える化(バッジなどで)するような工夫を検討した事があったのですが、そのレベル分けと給与手当を連動できなかったので(権限がなく)妄想で終わりました。
そう、介護を受けに来てるわけではないんですよ。
これ、この資格に限った話ではなくて、介護サービスを提供している全ての事業所・職員に伝えたい言葉です。
繰り返しますが、利用者さんは介護を受けに来てるわけではなく、自己実現の手段として介護サービスを利用しているわけです。それも多くの方が”仕方なく”です。
これを考え違いしている職員の多くが、特に認知症ケアの対応がうまく行かずに他責思考で考えてしまうのですが、まずもって根本的に考え違いをしているので、そこから直さないといけないのですが、その自覚があればそもそも対応を間違えないので問題の解決は本当に難しいんですよね。
そういう人って自分の考えが間違ってたと他人から言われて素直に認める人ってほどんど居ないんですよ、僕のこれまでの実感なら0%です。
この資格が活用されている事例をまだ見たり聞いたりしていないので、どのくらい受け皿があるのか不明ですけど、どの程度の有資格者がいるのでしょう。
観光業界とか宿泊業で取得されているような感じですね。
いやぁ、僕はてっきりこういう資格より介護業界を離れた介護福祉士の活躍の場としてこういうサービスが生まれるんじゃないか、と思ってたんですよね。
なので、他産業で進む賃上げで、今後の高齢化を見据えて介護福祉士を一定数確保しておこうとする流れも生まれるかも?と危機感はあったのですが、あまりそういう流れも起こってないみたいなので、こういう民間資格が拡がりそうですね。
まぁ認知症ケアの現場でもベテランの介護職よりも一般の方の方が上手に対応できるケースも多いので、変に業界風を他の業界にもふかしてほしくないのでそれでいいかもしれません。
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