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【黒澤加代子】目立つヘルパーの世代間ギャップ 訪問介護の現場を良くするために意識していること・・・という記事の紹介です。

今日は本当に寒暖の差が激しくて大変でした。
月末の仕事なので簡単にヘルパー関連のニュースを紹介します。

訪問介護は20代から80代まで幅広い年齢層の職員が担っています。ある意味、かなり進んだ多世代交流が実現できている現場なんです。【黒澤加代子】

◆ 若者に戸惑う高齢ヘルパー

ひと昔前は、高齢のヘルパーさんに対して若いサービス提供責任者がどう接すればよいか分からない、という時代がありました。私もその1人でした。

しかし今では、平均年齢がおよそ55歳と高齢化が進行した結果、逆の現象を見る機会が増えました。例えば20代、30代と仕事をする機会が減り、高齢のヘルパーさんが“今どきの若者”とどう接するべきかと戸惑う事態が多く発生しています。

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これはよくありますよね。
僕も以前の職場ではこういう状況を沢山みてきたので大変なのは良くわかります。
ただ、リーダーの役割としては、こういう世代間の橋渡しも大きな役割なので、そういう事ができるリーダーがいるチームはうまくいってましたね、当然ですけど。

ヘルパーの平均年齢が55歳なので、高齢者の数がピークを迎える10年後くらいには、平均年齢が65歳となってしまうという事ですよね。
今のうちに若手を採用する事ができれば、そうはならないかもですが、実際の所、若手を採用できている事業所ってそんなに多くないと思うんですよね。

ほんとうに将来が心配です。

世代間ギャップの1つとして、「時間感覚の違い」を感じる場面はありませんか?

忙しく予定が詰まりがちな訪問介護の業務は、「時間感覚」が重要です。どうすれば質の高いケアを、1分1秒でも早く効率的に提供できるのか − 。私も常にそう考えて行動しています。毎日着実にスケジュールをこなしていくと、体内に時計が埋め込まれているかのように感じることもあります。

例えば訪問時間が10時であれば、できる限り10時ピッタリに到着することが昨今の主流ではないでしょうか。10年ほど前までは、いわゆる「5分前行動」で9時55分に着くことを良しとする暗黙のルールがありました。

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確かにヘルパーは移動時間の調整というか、次の場所にどのくらいで到着できるか・・・などいろいろ考えながら移動します・・・、僕はピッタリというよりは1分から2分くらい前にドアを開けて訪問したいので、やはりだいたい5分くらい前には到着しておきたいですね。

◆ 伝えることの難しさ

こうした「暗黙の了解」は、世代間コミュニケーションの落とし穴になりがちです。先日、そのことを実感した出来事がありました。

専門学校・大学の若い実習生とのやり取りです。10時の訪問に向けて事前に「9時45分に出ます」とお伝えし、いざその時間になったので「さぁ行きましょう」と声をかけたら、相手がそこから出かける準備を始めたのです。私たちの感覚では、9時45分には準備を済ませていつでも出れる状態にしておくこと、を当たり前にイメージしていました。

まさに時間間隔のギャップです。私はいつも偉そうに、「相手に伝えることと伝わることは別」と説いているにも関わらず、「自分が駄目じゃん」とハッとさせられました。初めからしっかり説明すればいいだけの話。教える側、伝える側の私が悪い…。

時間間隔のギャップの多くは、丁寧なコミュニケーションによって徐々に解消していけるのではないでしょうか。この実習生も、次の日から「10時に訪問したいので9時45分には出れるよう靴を履いて準備しておいて下さい」と伝えたところ、その通りに行動してくれました。

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物事を伝えるときには、必ず間違えないように数字で伝えるのが重要ですよね。
ただ、こちらの記事のように数字で伝えていても上手く伝わらない事もありますが、こちらの記事の場合は、若い世代が・・・というよりも、個別の性格とかの問題なんじゃないかな?・・・と思ってしまいました。
こういう勘違いする人って年配の方でもいらっしゃいますよね。

45分ピッタリに出るから準備しといてね、と僕なら伝えるかもしれません。特にこういう意思疎通でミスがあった人に対しては慎重に言葉を選びます。

◆ 世代間ギャップを楽しもう

インターネットがある時代とない時代、黒電話とスマホの時代ではコミュニケーションの形が変わります。そこにメリット・デメリットが生じるのも自然の流れです。当然、世代間の感覚も大きく変わってくるでしょう。多世代交流が進む訪問介護の現場では、そのことをより強く意識する必要があるのかもしれません。

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介護の現場でも、こういう世代の違いを楽しめる職場ならチームがうまくいっているような気がします。
互いに興味を持つ事が重要だと思うし、介護職だからこそ、そういう事に長けていると思うんですよね。

若者にもっと訪問介護の現場に来てもらいたい − 。本当にそう願うなら、きっと我々も変わらなければいけません。

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ヘルパーの魅力は、1対1で仕事が出来る事だと思います。
そういう現場レベルのポジティブな発信が増えていけば、もしかしたら若者にも興味を持ってもらえるかもしれませんね。
実際、僕もそういうつもりでnoteの記事を書いています。

経験や勘は重要ですが、相手からすればそれは理解しにくいでしょう。そのことを前提に、自分はこう考えている、思っていると伝えることが大事だと感じています。

時代の変化を踏まえ、世代感のギャップを楽しむくらいの柔軟さが求められています。それが先駆的な取り組みを生み、より良い現場を作るきっかけになるのではないでしょうか。

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経験とか勘という部分を、ベテランも若手も一緒になってワイワイ話し合えるような会議や研修というのが出来ていたらいいんですけど・・・。

確かに世代間ギャップを楽しめるチーム作りは重要で、若い人を雇うのであれば出来ていて当然の課題なんじゃないかな、と思いました。

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