【教養】スウェーデン探訪 高齢者福祉の歩みとそこから学べること=山口宰・・・という記事の紹介です。
毎日雪かきをして、結構動いて汗びっしょりになっているので筋肉痛が怖かったのですが、あまり痛くないんですよねぇ・・・疲れる割にそこまで筋肉つかってないのかもしれません。
ただ、やはり腰がつらいですね。
温泉行きたいです。
さて、週明けはいよいよ会社の登記申請で法務局に行きます。
電子定款や申請書類は準備できたので、あとは提出するだけですが・・・
なんとなく不安ですね。もともと不安症なので仕方ないのですが。
せっかくの機会なので、創業メンバーと一緒に法務局まで行ってきます。
なかなかこういう機会はないので。
ついでに縁起のいい日なので宝くじでもみんなで買おうか、という話をしています。
さて、今日はスウェーデンの福祉についての記事が出ていたので紹介します。
いつか職員研修で北欧は見に行きたいなぁ、と思っています。
そもそもの制度が違うので日本でそのまま導入という事は難しいでしょうが、人の人生の在り方については万国共通だと思うので、いろいろな文化や取り組みに触れる事は非常にいいことだと思っています。
日本のサ高住は特養化している所が多いと聞いていますし、実際に僕が見てきたサ高住も特養化していました。
スウェーデンでのサ高住の実際は興味ありますね。
そして、やはり日本の高齢化の対応など海外も興味があるようですね。
この本について知らなかったので調べてみましたが、概要がわかるような情報はパット見つかりませんでした。
ただ、恐らくこの本を元にした内容だろうという本の解説があったので紹介します。
日本でも本人は納得していないのに入所させているケースはよくあります。
1952年というと戦後7年という時期で、まだ日本ではテレビの放送がやってなかった頃のようです(テレビ放送が本格的に始まったのが1953年との事)ので、そういう時代にスウェーデンでは高齢者の人権について問題視されて近代化が進んできたという事のようです。
日本は高齢化がどんどん進んでいく点ではスウェーデンよりも先駆的な国になっていきそうですが、その中でこれが日本の介護だ、と胸を張れるような取り組みはしたいと思っています。
何がどこまでできるのかはわかりませんが、そういう想いとあきらめない気持ちは大切だろうな、と思っていて、まずは僕個人ができる事を少しずつ追求していきたいな、と・・・。
2000年から始まった介護保険制度ですが、その30年くらい前の時点で介護の先進国のスウェーデンでは施設から在宅へ、という流れが出来上がっていたようですけど、日本では施設での介護が主流だったように思います。
ホームヘルパーも本来ならその役割が評価されてサービスが広がっていないといけないはずだったのですが、後継者育成に失敗したり定着率が悪かったりして担い手不足により倒産や、年々減らされる介護報酬減によって経営的に成り立たなくなったりというケースでの倒産などが相次ぎ、ここ数年でデイサービスと並びヘルパー事業所の倒産は相次いでいます。
施設でのケアについては、今後の人材不足もあって限界があると思ってましたし、在宅ケアの拡充が介護職不足の中でも必要な事だと思っているので訪問介護事業所の立ち上げを決意したのですが、方向性は間違ってないと思うのですが、本当に先が見えない状況ですね。
3つの変遷の最初の時代ですが、日本でもホームヘルパーは生活支援が主な内容だったように記憶しています。
ですので、スウェーデンと同じように主婦が研修を受講してヘルパー資格をとって活躍していたと思います。
なので、ベテラン層のヘルパーさんの多くが身体介護が苦手だったり出来なかったり・・・という事が多いのが実感です。
流れは日本でも同じ感じですよね。
サ高住の過剰な訪問サービスなどが問題になって同一敷地内の事業所からの訪問やデイサービスの利用については減算されるようになりました。
ヘルパー事業所の職場環境の改善も課題となっていましたが、そこを目指して業界全体で取り組んでいるかというと、それぞれの事業所次第という所でしょうね。
合理化についてもおそらくスウェーデンは国策として実施していたと思いますが、日本については事業所任せで、とにかく法令で示されている書類さえ整っていればよい、という指導をずっとしてきたので、こういう方向性について実効性のある対策は打ってなかったように感じています。
地域包括ケアシステムがこれと同じような構想ですね。
定期巡回のサービスがまるっきりこれと同じ感じですけど、結構課題も多くて難しいと思います。
特に現場のヘルパーさんが定期巡回のサービスや自立支援を理解していないと意味がないというか、成り立たないと思っています。
ですので、スウェーデンではホームヘルパーの専門職化というのが進められたんだと思います。
日本ではヘルパーの専門職化というのは進んでいなくて、そこの育成指導や学習についても事業所任せにしているので、本当に事業所次第でヘルパーの質も違ってくると思います。
自立支援をどこまで本人の自宅でやりきれるか、というのは本当に重要な課題で、そこにチャレンジしたいのが訪問介護事業所を立ち上げる大きな理由ですし、そういう取り組みに挑戦できる、したい仲間を集めてどこまで経営できるかも取り組みたい所です。
本当にヘルパーの役割が非常に重要になってくる時代になっていくと思っています。
介護は在宅で、医療は施設で・・・という住み分けでしょうか。
これは、日本でも要介護3以上は施設で・・・という方針にも反映されているように思いますが、日本の場合は施設での医療の提供って結構弱点がって、家族は出来る医療行為を介護職ができないので、看護師が配置されていない時間帯に医療行為が出来ないので、そういう医療行為が必要な人って中々入所できない状況のはずです。(一部の医療行為は必要な研修をうけた介護職なら提供できる仕組みはあります)
医療と介護の住み分けは日本でも必要ですけど、どこまで線引きできるのかとか、そもそも医療職だって人手不足なので本当にこれからどうなるのかわからないですね。
人手がどんどん減っていく中でシステムを作るというのは、本当に難しい事だと思います。
内閣府のデータも併せてみてみると、日本の高齢化は本当にすごい事になっている事がわかりますね。
スウェーデンでも今の日本と同じような問題が起こってたんですね。
1980年代なので、今から40年ほど前の事です。
同じ事が起こることが予測できなかったのが個人的には疑問ですし、そこからスウェーデンの取り組みを参考にした対策は打てたんじゃないかろうか、と思ってしまいます。
エーデル改革の詳細については、記事の中で紹介されていますので気になる方は参照してください。
この時点で看護師を増やす対策を打っていて、その結果看護師が増えているのは凄いですね。日本はどんどんと看護師が減っています。
エーデル改革の後に出た課題については、やはり今の日本でも同じ課題があります。やはり同じような流れになるんでしょうね。
だから高齢化が進む日本の状況は、海外も興味をもって見ているのだろうと思います。
だいたいそうなる、そうなったときこうしたらこうなる。
というのが分かれば打つ手も絞れますもんね。
グループホームの誕生ってこういう偶然の産物だったんですね。
ただ、こういう視点でこういう取り組みをちゃんと分析している所が凄いですね。
認知症の人たちの症状が落ち着けば結果的に費用が安く抑えられる・・・しかし日本の現状ではそうなるだろう、と思っていたとしてもそこに力を入れない状況もありますよね。
日本でもグループホームやユニットケアが広がりましたが、手段が目的化しているところが多くて認知症の方の症状が落ち着くというか、どちらかというとどんどんと寝たきりになってしまうような取り組みが進んでいるように感じています。
こちらは日本での先進的な取り組みが制度化された例ですね。
宅老所が小規模多機能になったり、富山型デイサービスも有名ですよね。
小規模多機能は僕も立ち上げと運営に関わりましたが、本当に何でもできる良いサービスなんですけど、なぜかケアマネが専属になるのが変だなぁと感じてました。全部自前の事業で提供しちゃうので、外部の目が入りにくいからよほどしっかりと自立支援や認知症ケアの勉強とかしていないとうまく行かないサービスだと思っています。
当然、職員にもそれ相応のスキルが求められます。
僕が居た頃は、毎日食材の買出しにスーパーに買いものに認知症の方とか5人くらい連れて行ったり、公園まで散歩に行って近所の人と交流したりといったごくごく普通の1日を過ごしてもらっていました。
中には特養に入所したその日のうちに退去させられた方が困り果ててウチに来ましたが、迎えにいくとつなぎ服で出てきたのにはびっくりしました。
その場で脱いでもらって来所してもらい、3か月くらいは大変でしたが、徐々に落ち着いてきてそれ以降は穏やかに過ごしてもらえました。
当初は大声が出たりするので近所から苦情や通報があったりしましたけど、3カ月後には『あの人もういなくなったの?』と近所の方に言われるほど穏やかに過ごされました。
共生サービスもいつか自分でも取り組みたい事です。
普通の社会なら、そういう区分けなくみんな一緒に過ごしているわけですから、子供でも高齢者でも障害のある人でもみんなが一緒にそれぞれの役割を担いながら生活する事で相互にいい影響があると思っています。
これ凄く大事な事だと思うんです。
良いことは真似する、取り入れる。
この良いことの主体が、利用者さん本人である事が非常に重要ですし、そこを合理的に考えられる事は凄く重要です。
それに、多くのプロや専門性の高い人が言っている事の共通項として、うまく行っている事は教えてもらうという姿勢がある、という事です。
日本人が苦手にしている部分じゃないかと思います。
誰の為に必要な事なのかを理解していれば、そういう恥も外聞もなく聞いたり参考に出来たり取り入れたりできるはず・・・とは思うのですが、これが出来る人が本当に少ないです。
良いことは真似していこう、というくらいの気軽な感じで取り組めればいいんですけど、日本は日本だから・・・という意見も多く聞きます。
いずれにしても、これだけ状況が厳しくなっている現状ですので、実行力も変革力もとっても大事で必要なポイントだと改めて感じた記事でした。
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