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後方支援が重要です。

二日目の応援も無事に終わりました。

初日はいろいろと流れについていくので大変だったのであまり周囲の状況など観察する余裕はなかったのですが、今日は別のユニットの支援に入ったのですが、いろいろと余裕が持てたみたいである程度自分で流れも作れて支援ができました。

現場は自宅待機から復帰してきた職員さんもおられましたが、クラスター対応下の現場は初めての方も多く、全体の流れが不明な状況だったので指示を出す余裕もなかったみたいで、正直に復帰したばかりで流れがわからなくて指示だせなくてごめんなさい、と言ってくれたり、それはそれで分かりやすくてこちらとしては動きやすかったです。

職員さんがより専門的な介助に入っている間に環境面の消毒作業をおこないつつ認知症の方々の周辺症状に対応したり、職員さんから介助してもOKをもらった方のトイレ誘導や必要な援助を行いながらの一日でした。

1ケア毎に手袋、ガウン、フェイスシールド、マスク、ヘアキャップを取り換え、その一つ一つを脱いだり着たりする毎に手指を消毒します。
それができるようにレッドゾーンとグリーンゾーンの境界にはそれぞれの物品が山盛りでセットされていて、居室の出入り口にも同じように配備されています。ゴミ箱(段ボール箱)もそれぞれセットされていて、そこに脱いだものを廃棄していきますので、結構すぐにいっぱいになります。

グリーンゾーン担当の職員さんがフェイスシールドはそれぞれ保護シートを外したりして取り出しやすくセットしてくれて準備してくれたり、足りない備品を境界まで持ってきてくれます。
レッドゾーン内での補充は、僕らのような援助者が担当して、職員さんは日常業務に集中してもらうのですが、こういった役割を担う担当者がいなければ、それも現場の職員さんが担当する事になるので、本当に大変だと思います。

まぁ普通に考えたら当たり前なんですけど、クラスターが発生しているのですから、平常時よりも職員体制は少ないのは当然ですし、感染対策の徹底をして感染拡大を防がないといけないので、普段しないような手間と作業が増えているわけですよね。

そりゃ現場は回らなくなるわなぁ・・・と思いながら、グリーンゾーンで物資の補給や準備なども担当してくれている職員さんの重要性をひしひしと感じました。

レッドゾーンでもグリーンゾーンでも全員がフル装備での仕事ですが、レッドゾーンとグリーンゾーンでの出入りは極力しないので、水分補給や熱中症予防のための水分や経口補水液なども定期的に運ばれてきました。

現場の最前線で職員が最高のパフォーマンスを出せるのも、安心して後方支援が受けれる環境があればこそですし、その補給が適切に行われている事が大前提ですよね。

現場だけではなく、全体をまるっと見渡した大きな範囲でのチームワークって、今まであんまり意識してこなかったけど、これって凄く重要だなって実感しました。

この時期にこういう気づきが得られるというのも、やはりそれは必要な情報であって大切な事だなぁ、と思いました。

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