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要介護認定者数、過去最多690万人 2021年度 サービス受給者数も最多に=厚労省・・・という記事の紹介です。

今日は、これまで中々手が付かなくてため込んでいた経理の仕事を処理しつつ夕方から3件の派遣に行ってきました。

やり始めるとズンズン集中して、これまで手が付かなかった事が不思議なくらいあっさりと仕事を処理したわけですけど、心のどこかで『このくらいの仕事量なら”いつでも”すぐに処理できるだろう』と思っているので後回しにしていたのかもしれないなぁ・・・なんて思うと、やはり自分は追い込まれないと実力が発揮できないタイプなんだろうか・・・なんて思う今日この頃でした。

今日は雨が降ったりしてこれまでの暑い日々が嘘のように肌寒い1日でした。
お風呂掃除で汗をかいたあとに買い物代行でスーパーにいくとクーラーの風が冷たすぎて風邪をひきそうな感じがして、やはりヘルパーほど環境変化が激しい中での仕事は他にはないなぁ・・・と思いました。

デイの入浴介助も結構汗だくにはなりますけど、ちゃんと着替えれる時間と場所が確保されているので、そういう意味でもヘルパーの着替え問題はちょっとこれからも意識していきたい課題だと思っています。

ちなみに、今日はイレギュラー中のイレギュラーで派遣調整で、白老町から室蘭市まで派遣と派遣の間の移動時間が1時間もかかる調整となりました。
ヘルパーの移動時間は、派遣先から派遣先まで直接移動する場合は業務として認められますので、こういう調整をしてしまうとせっかくの専門職が1時間も移動しているだけという専門職の無駄使いが発生してしまうのですが、どうしてもエリアが広いと調整にも限界があるわけで、そういう時に社長の僕がそういう部分を受け持つとダメージが少なくなります。

これで自動運転の技術がもっと進めば、この移動の1時間の間に書類作成などいろいろな仕事もはかどりそうなので、そういう技術の進歩とともに効率的・効果的な働き方の概念も変わってくるんだろうなぁ・・・なんて思っています。

さて、今日はこちらのニュースを紹介します。

昨年3月末時点の要支援・要介護認定者数は全国で690万人。前年度から8万人(1.1%)増え、これまでで最も多くなった。

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そりゃ高齢者が増え続けるわけですからピークを迎えるまでの間は毎年前年比を更新するのは当然だと思います。

しかし、1年で8万人も増えてますけど、それを支える介護職はどのくらい増えているのでしょう・・・。

ちょっと調べましたが最近の介護職員の実数について示されている資料がなかったので何とも言えませんが、2010年~2019年で68万人増えている資料がありました。

介護健康福祉のお役立ち通信より抜粋

この数値を元に単純に計算すると、1年間で約75000人増加している事になります。

今後、高齢者の増加傾向は強まるでしょうけど、労働人口が減少していく介護職員の増加傾向はどう考えても弱まると思いますので、どんどんとその差は拡大していきそうです。

65歳以上の高齢者に占める認定者数の割合は、同じく昨年3月末時点で18.9%。介護サービスの受給者数は、2021年度の1ヵ月あたりの平均で589万人となった。いずれも過去最高を更新した。

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介護認定者の割合も介護サービスを利用されている方の割合も増えているという事ですね。
こちらも今後も増加傾向はあると思いますが、高齢者の数がピークと言われるのが2045年ですので、ピークを超えた後の事も意識した人材確保や育成は、約20年前のこの時期だからこそ重要な課題になりそうな気がしています。

個人的には、子育て・保育関係にシフトしていくのが良いかなぁとは思っていますが、これは今後出生率が回復していけばいいな、という希望的観測なので、現実的なセンで考えると、日本に続いて高齢化していく海外の介護市場に質の高い日本の介護職が進出していく、というのがアリかなぁと思っていて、そうであれば介護職でも最低限英語はペラペラになっておく必要もあるし、グローバルな視点を培っておく必要はあると思っています。

ですので、10~20代の若手の介護職については、海外進出も目指したキャリアプランを描くのがいいかなぁと思っています。

現時点の経済を見ても、一定の経験を日本の現場で積んでリーダーや介護現場のマネジメント、そして海外で特に当たり前とされている人権や尊厳を守る対応を身に着けた日本の介護職は、きっと海外で活躍の場が広がると思いますし、当然海外の方がお給料も高い水準ですので、自然な流れかなぁとも思います。

内閣府 第1章 高齢化の状況(第1節 1)より 抜粋

このグラフを見ると、2065年になると1950年頃の総人口と並ぶ感じですけど、人口構成が全然違っているので本当にどんな日本になるか想像もできないですね。

まぁ僕自身がもし生きていたら90歳なんで、そういう社会をお目にかかる事はなさそうですが、それこそベイマックスのような介護ロボットが開発されてロボットに介護されてそうな気もします。

高齢化の進展が最大の要因。認定者数や受給者数は今後さらに増える見通しで、制度をどう支えていくかが大きな課題となる。

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個人的には、今すぐ労働者が増やせれるわけでもないので、本当に介護方面での技術革新に日本の全力を投じて技術開発を推進すべきじゃないかなぁと思っています。
介護現場で働いているからという事もありますが、これだけ大きな課題があって現時点でも問題解決の糸口も見えない状況ですので、国策としてかつて富国強兵でやったような介護技術の開発に資金やマンパワーを投入して、そういう圧倒的に進んだ最先端の介護技術を高齢化が進む海外へ輸出すればいいのでは?と単純に思ってしまいます。
そう、自動車産業が日本を牽引してきたように、これからは介護技術産業が日本を牽引していけるような気がするんですけど、そういう会社ってもう生まれてるのかなぁ・・・。

日本を代表する自動車の会社のトヨタだって、もともとは機織り機の会社だったと聞いています。

2020年、953万台の自動車を売上げ、5年ぶりに世界一となったトヨタ自動車。

1933年に「豊田自動織機製作所」内に設立された自動車製作部門から始まり、1937年に独立した自動車製造会社「トヨタ自動車工業株式会社」として独立しました。

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自動織機製作所の1部門だったのが、今では世界のトヨタですからね。

ここまで高齢化した日本の状況を逆手にとって、ピンチをチャンスに変える会社が生まれてくるといいなぁ、と思います。

既に介護現場のノウハウは様々な現場で蓄積されていますので、それを形にできるアイデアや資金があれば実現できそうな気もします。

個人的には、そういう所に投資するのが本当の投資家なんだろうなぁ、なんて思うのですが・・・。

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