人助けをしない日本人に「グローバル人材」は無理・・・という記事の紹介です。
なんだかすごいタイトルだったので気になって読んでみました。
日本人だって結構人助けしてるんじゃないの?・・・と思いつつ、世界から見たときに例えば北欧とかでの生活保護制度と日本での実態の違いとか、子供のいじめや虐待に対する対応とか、そういう部分では日本人って世界と比べると人権を守るという意識が低いのだろうなぁ・・・なんてふわっと考えていたのですが、そういう事なのかな?と思って内容を見ていきました。
こういう統計をとっているんですね、世界119か国で過去一か月の間に人助けやボランティア参加や寄付をしたかを調査した内容のようです。
過去一か月というのが良い感じですね。日常的にそういう習慣がどの程度あるのかが分かるような仕組みかと思います。
気になる日本の順位ですが・・・
いやはや、そこまで成績は良くないかなぁ、とは思っていましたがほとんど最下位です。去年は最下位だったようですし・・・。
僕自身は、スミセイの保険でvitalityというのがあって、そこで一週間の運動ポイントで商品がもらえるんですけど、去年は日本対がん協会で今年はあしなが育英会に寄付しています。貰える商品によって100円くらいから500円くらいの振れ幅があるのですが、だいたい毎週200円くらいは寄付している事になると思います。
先日、スミセイから寄付総額のお知らせが届いていて2021年6月22日~2022年9月30日までの期間で、1億3745万6928円が、あしなが育英会や日本対がん協会や日本赤十字やWWFジャパンに支払われたという事です。
すごいですよね、そこにちょっとでも参加できていたのかと思うと嬉しくなりました。
ちなみに、もらえる商品は、コンビニとかスタバで交換できる飲み物系だったと思います。
そう考えると、僕自身はこういう簡単に寄付ができる仕組みが身近にあっただけで手軽にしてましたが、例えばこういう仕組みを活用していないで日常的に毎月そういう事をするか、と問われると多分してないだろうなぁ・・・と思いました。
たしかに英語が話せる=グローバル・・・という感じです。
これがイコールじゃないんだ、というのが一つ驚きでした。
そうか、英語が話せるだけじゃなくて、グローバルな目線での感覚や習慣が身についていないとダメだ、という事みたいです。
海外から見ると、日本のセクハラの文化とか見てびっくりするらしいですもんね。
こんな感じで色々と違いがあるようです。
これは文化の違いという事で片づけてはならない問題だと思います。
人権や尊厳に関わる問題なので、日本ではそういう個人の権利であったり人間らしく生きる事についての事や、多様性についてまだまだ海外から見て遅れているのだなぁ、と思いました。
差別の教育って、僕は小学校や中学校の頃に結構時間をかけて学校で教わった気がします。
部落差別とかいろいろ学びました。関西だったからでしょうか。
今は北海道在住ですが、北海道は北海道でアイヌの人に対しての差別があったと聞きます。
実際、利用者さんでアイヌの方の生活歴とか見ると、本人同士は結婚したかったのに親の反対で引き離されたりというケースは複数目にしました。
日本というのは島国なので、そういう差別は根強くあるのだろうと思いますし、歴史的にも江戸時代の士農工商の制度の下に階層があって、武士以下の階層で差別するように仕向けて権力者が支配をしやすいようにしていたという話も聞いたことがあります。
なるほどなぁ・・・と思いますが、たとえば現代社会でも一般市民の中で攻撃しあったりという構図があるのは、もしかしたら昔から日本という国は対して変化していないのかもしれませんね。
記憶にも新しい東京オリンピックでのエピソードです。
グローバルの象徴のようなオリンピックで人種差別を理由に解任や辞任が相次ぐなんてちょっと考えられないというか、記事で示しているように差別に対する意識の低さが際立ったと思います。
これ学校じゃなくて会社に入った際の研修の話ですもんね。
そういう基本的な事を入職時に徹底して叩き込むというのは日本の企業は下手なのかもしれませんね。
海外の研修の資料とか見てみたいですね。
人としての見識が問われる。
重要なポイントですね。
海外では、東日本大震災の時のようなボランティアや寄付の活動が日常的に行われている・・・という認識でいいのでしょうか。
ボランティアも寄付も、なんだか特別な事をしている感がありますが、海外では日常的に当たり前に出来ている事なんでしょうね。
チップの文化とか、そういうのも関係あるのでしょうか。
社会に貢献する、という視点は本当に重要ですけど、自分は社会に貢献するために働いている・何かしている、という日本人は確かに少ないですよね。
創業の準備をしていてよく分かったのですが、企業や会社って、社会に貢献するために存在しているわけで、そういう社会の発展のために何ができるか、というのを追求するための組織なんですよね。
だから会社の理念とかは社会貢献や人類への貢献の内容が多いです。
自分の会社が社会に対して何を提供して貢献しているか、という所まで従業員が理解できてないというのも大きな差になっているのでしょうか。
そのあたりの海外の人の働く感覚も興味あります。
日本の介護の現場の状況は、高齢化が進む海外からも注目を浴びていると聞きます。いい意味でも悪い意味でも、日本の超高齢社会の成り行きは一つの事例になるわけで、世界の誰も経験した事のない状況を僕ら介護職は第一線で経験しているわけです。
個人的には、この経験は世界で通用する内容だと思っています。
なので、介護職は英語を喋れるようになっておくべき、と若手には伝えてきましたが、どうやらそれだけでは足りなかったようです。
社会貢献や寄付やボランティアの意識を養えるような指導もこれからは必要ですね。
インターネットを通して本当に世界と簡単に繋がれるようになったので、本当の意味で日本人もグローバルな意識を持たないと馬鹿にされそうですね。
基本的人権や尊厳を守る事は自然にできないとダメだと思いますし、弱者に対して手を差し伸べる事も自然に出来た方がいいですよね。
既に観光が主な産業になりつつある日本ですが、そうであればますます海外から人がやってくるわけで、海外から見て恥ずかしくない日本人の立ち居振る舞いをしないとならないと思いました。
日本には日本人も含めて色々と良い所がたくさんあるのに、差別意識だったりハラスメントのようなしょうもない事で評価が落ちるのは残念ですよね。
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