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人助けをしない日本人に「グローバル人材」は無理・・・という記事の紹介です。

なんだかすごいタイトルだったので気になって読んでみました。

日本人だって結構人助けしてるんじゃないの?・・・と思いつつ、世界から見たときに例えば北欧とかでの生活保護制度と日本での実態の違いとか、子供のいじめや虐待に対する対応とか、そういう部分では日本人って世界と比べると人権を守るという意識が低いのだろうなぁ・・・なんてふわっと考えていたのですが、そういう事なのかな?と思って内容を見ていきました。

今年10月、英国に本拠を置くCAF(Charity Aid Foundation)が、2022年版「世界寄付指数」を公表しました。

同指数は、世界119カ国を対象に、過去1カ月間に「見知らぬ人、もしくは助けを必要としている人を手助けしたか(人助け)」「慈善団体に寄付をしたか(寄付)」「ボランティア活動に参加したか(ボランティア)」などの質問を行い、その結果を指数化・ランキング化したものです。

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こういう統計をとっているんですね、世界119か国で過去一か月の間に人助けやボランティア参加や寄付をしたかを調査した内容のようです。
過去一か月というのが良い感じですね。日常的にそういう習慣がどの程度あるのかが分かるような仕組みかと思います。

気になる日本の順位ですが・・・

日本は2年連続で最下位レベル

今年の1位は5年連続でインドネシア、アメリカは3位、中国は49位、日本はなんと119カ国中、118位でした(昨年は114カ国中、最下位の114位)。

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いやはや、そこまで成績は良くないかなぁ、とは思っていましたがほとんど最下位です。去年は最下位だったようですし・・・。

僕自身は、スミセイの保険でvitalityというのがあって、そこで一週間の運動ポイントで商品がもらえるんですけど、去年は日本対がん協会で今年はあしなが育英会に寄付しています。貰える商品によって100円くらいから500円くらいの振れ幅があるのですが、だいたい毎週200円くらいは寄付している事になると思います。

先日、スミセイから寄付総額のお知らせが届いていて2021年6月22日~2022年9月30日までの期間で、1億3745万6928円が、あしなが育英会や日本対がん協会や日本赤十字やWWFジャパンに支払われたという事です。
すごいですよね、そこにちょっとでも参加できていたのかと思うと嬉しくなりました。

ちなみに、もらえる商品は、コンビニとかスタバで交換できる飲み物系だったと思います。

そう考えると、僕自身はこういう簡単に寄付ができる仕組みが身近にあっただけで手軽にしてましたが、例えばこういう仕組みを活用していないで日常的に毎月そういう事をするか、と問われると多分してないだろうなぁ・・・と思いました。

日本では「グローバル人材=英語が話せる人」という思い込みが非常に強くあります。結果、グローバル人材育成というと、英語教育の強化や早期化に行き着きます。しかし、当然ですが、「英語が話せる人」=「グローバル人材」ではありません。アメリカでは、ほぼ全国民が英語を話しますが、「グローバルに通用する人材」はほんの一握りです。

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たしかに英語が話せる=グローバル・・・という感じです。
これがイコールじゃないんだ、というのが一つ驚きでした。
そうか、英語が話せるだけじゃなくて、グローバルな目線での感覚や習慣が身についていないとダメだ、という事みたいです。

海外から見ると、日本のセクハラの文化とか見てびっくりするらしいですもんね。

【フランス】
こうしたハラスメントに敏感な国では、日本ではあまり問題視されていないこと、例えば部下の女性を夜に飲みに誘う、女性にお酒をついでもらったり、ついだりすることも、セクハラと受け取られてしまいます。

HIPSTERGATE 『海外主要国のハラスメントを取り巻く事情』より

海外では日本以上に、パワハラ・セクハラに対して厳しい目でみられます。
日本よりももっと敏感です。外国人を雇う時は、くれぐれも気をつけなければなりません。

日本の会社は以前まで個人の意見、自由をあまり尊重する文化がなかったため、今のように「なにかがあったらハラスメント」というような文化は最近出てきましたが、海外では働く人の権利をすごく守る文化が昔からあります。

「なにかがあったらハラスメント」という文化は海外では、ずっと前からあるのです。
少し例をあげてみると、

・女にお酒をつがせない。
・履歴書で年齢を聞かない。
・ボディタッチ厳禁。
・女子社員に「彼氏がいるか」などの質問をする
(プライベートに関しては向こうが言いたかったら向こうから言います。プライベートについては聞かないことが1番)
・何の宗教か聞いてはいけない(面接時でも)

イザナウ 『【パワハラ・セクハラ】外国人を雇う際に気をつける点とは?』より

テレビをつけたところ、言葉は分からないものの女性が外見について何か言われ、周りが笑っている場面を見て衝撃を受けたそうだ。このドイツ人女性は、「私が親だったら、体型や見た目など、人と違うことは個性でいいことだと教えるのに、それを日本では面白おかしく捉えようとしていた。個性を生かすと言う面ではいいのかもしれないが、こんなことがテレビ起こっていてはいじめが確実に助長されると怖くなった。日本の文化はもっと進んでいると思ったのに」と話す。

livedoorニュース 『日本の「容姿イジリ文化」にドイツ人ら衝撃「いじめが確実に助長」』より

こんな感じで色々と違いがあるようです。
これは文化の違いという事で片づけてはならない問題だと思います。
人権や尊厳に関わる問題なので、日本ではそういう個人の権利であったり人間らしく生きる事についての事や、多様性についてまだまだ海外から見て遅れているのだなぁ、と思いました。

まず、最も重要なのは「差別」に関する見識です。日本でも「差別はいけないこと」と教えられますが、「内と外」を異様に区別する「ムラ社会」の特徴が今でも色濃く残る日本では、「差別はいけないこと」と頭でわかっていても、真に身についていません。

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差別の教育って、僕は小学校や中学校の頃に結構時間をかけて学校で教わった気がします。
部落差別とかいろいろ学びました。関西だったからでしょうか。

今は北海道在住ですが、北海道は北海道でアイヌの人に対しての差別があったと聞きます。
実際、利用者さんでアイヌの方の生活歴とか見ると、本人同士は結婚したかったのに親の反対で引き離されたりというケースは複数目にしました。

日本というのは島国なので、そういう差別は根強くあるのだろうと思いますし、歴史的にも江戸時代の士農工商の制度の下に階層があって、武士以下の階層で差別するように仕向けて権力者が支配をしやすいようにしていたという話も聞いたことがあります。
なるほどなぁ・・・と思いますが、たとえば現代社会でも一般市民の中で攻撃しあったりという構図があるのは、もしかしたら昔から日本という国は対して変化していないのかもしれませんね。

昨年の東京五輪では、女性蔑視発言や障害者差別、人種差別などを理由に、組織委員会会長や、開会式の演出・楽曲の責任者等が相次いで辞任しました。問題発覚当初、組織委員会や一部著名人から彼らを擁護するような発言があったことも含め、「差別」に関する日本社会の意識の低さを改めて世界にさらけ出しました。

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記憶にも新しい東京オリンピックでのエピソードです。
グローバルの象徴のようなオリンピックで人種差別を理由に解任や辞任が相次ぐなんてちょっと考えられないというか、記事で示しているように差別に対する意識の低さが際立ったと思います。

日本の企業からアメリカの現地法人に赴任した際、現地で非常に徹底した「差別に関する研修」を受けました。赴任前に日本でも同様の研修は受けたのですが、歴史的背景なども含めた研修の内容は、より具体的かつ実践的なもので、それまでの自身の「差別」に関する見識がいかに不十分だったか思い知らされました。
英語ができる、できないの前に、人としての見識が問われるのです。

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これ学校じゃなくて会社に入った際の研修の話ですもんね。
そういう基本的な事を入職時に徹底して叩き込むというのは日本の企業は下手なのかもしれませんね。
海外の研修の資料とか見てみたいですね。

人としての見識が問われる。
重要なポイントですね。

日本人に足りないのは、「社会に対する積極的な貢献」です。それが、世界寄付指数の結果に表れています。2011年の東日本大震災などを機に、日本でも「寄付」や「ボランティア活動」が増えましたが、諸外国と比較すると、日本はまだ低いレベルにあります。

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海外では、東日本大震災の時のようなボランティアや寄付の活動が日常的に行われている・・・という認識でいいのでしょうか。
ボランティアも寄付も、なんだか特別な事をしている感がありますが、海外では日常的に当たり前に出来ている事なんでしょうね。
チップの文化とか、そういうのも関係あるのでしょうか。

社会に貢献する、という視点は本当に重要ですけど、自分は社会に貢献するために働いている・何かしている、という日本人は確かに少ないですよね。

創業の準備をしていてよく分かったのですが、企業や会社って、社会に貢献するために存在しているわけで、そういう社会の発展のために何ができるか、というのを追求するための組織なんですよね。
だから会社の理念とかは社会貢献や人類への貢献の内容が多いです。

自分の会社が社会に対して何を提供して貢献しているか、という所まで従業員が理解できてないというのも大きな差になっているのでしょうか。
そのあたりの海外の人の働く感覚も興味あります。

人助けや寄付、ボランティアなどの「社会に対する積極的な貢献」は、少なくとも「グローバル人材に必須の素養」です。このことは、日本校を開講した欧米名門スクールが、「社会貢献」教育をひとつの柱としていることからもわかります。英語教育以上に早い段階から、「積極的な社会貢献」意識を養うことが求められます。

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日本の介護の現場の状況は、高齢化が進む海外からも注目を浴びていると聞きます。いい意味でも悪い意味でも、日本の超高齢社会の成り行きは一つの事例になるわけで、世界の誰も経験した事のない状況を僕ら介護職は第一線で経験しているわけです。

個人的には、この経験は世界で通用する内容だと思っています。
なので、介護職は英語を喋れるようになっておくべき、と若手には伝えてきましたが、どうやらそれだけでは足りなかったようです。

社会貢献や寄付やボランティアの意識を養えるような指導もこれからは必要ですね。

世界のグローバル化は、さらに進んでいきます。

日本が「ガラパゴス化」し、世界から取り残されることのないよう、将来を担う「真のグローバル人材」の育成は、われわれ大人に課せられた最重要課題です。

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インターネットを通して本当に世界と簡単に繋がれるようになったので、本当の意味で日本人もグローバルな意識を持たないと馬鹿にされそうですね。

基本的人権や尊厳を守る事は自然にできないとダメだと思いますし、弱者に対して手を差し伸べる事も自然に出来た方がいいですよね。

既に観光が主な産業になりつつある日本ですが、そうであればますます海外から人がやってくるわけで、海外から見て恥ずかしくない日本人の立ち居振る舞いをしないとならないと思いました。

日本には日本人も含めて色々と良い所がたくさんあるのに、差別意識だったりハラスメントのようなしょうもない事で評価が落ちるのは残念ですよね。


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