玲瓏

ぽつぽつと、自分が思ったことを綴っています。

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マガジン

  • カフェ巡り

    カフェに行ったnoteをまとめています。

最近の記事

鍾愛

「だいすき」 ただこれだけの言葉で、こんなにもじんわり胸が熱くなって幸せだと、嬉しいと思うことがあるのだろうか。絵文字を使わず、ただそれだけの一言。 一見見ると冷たいようにも見えるが、毎日忙しく、自分の夢に向かって確実に歩んでいる彼女ほど美しい人を、僕は他に知らない。

    • 星火燎原

      ずっと頭痛がする。もう長いこと忘れていた感覚だ。指先から香る灯油の香りは、僕に火のありかを教えてくれる。 鳴り止まない警報は何処からか。

      • ならまちカフェ巡り:鹿鳴コーヒー

        愛らしい鹿がトレードマークの暖簾。まさに奈良のコーヒー屋さん、と言った面持ちである。 ここは鹿鳴コーヒー。近鉄奈良駅の改札を出てすぐのところにあるカフェだ。 以前から気になってはいたものの、コーヒーを楽しむためかカフェメニューの印象が薄く、紅茶派である私にはなんだか入りにくかった。なんだってこのお店はコーヒーが売りなのだ。 外観は全面窓ガラスで、手前はちょっとしたコーヒーショップ。誰にでも開かれていてとてもオープンなのだが、あくまで個人的に足が遠のいてしまっていた。 ・

        • 春の兆し

          変な静寂だ。 2月だというのに、春の桜の季節を感じさせるような温かさに身体が付いていかない。いや、明日で8連勤が終わる楽しみからかもしれない。 いつも仕事や業務に追われていて本なんか読む暇もないくらいの忙しさだったというのに、私は今日ピアノの練習をして本を読んだ。とても穏やかな時間を過ごしている。まだ10時にもなっていない。小学生の時の、土曜日が始まる前の期待に満ちた妙な緊張感を帯びている。変な温かさだ。 心地悪いわけじゃない、むしろ心地がいいくらいだ。そのアンバランス

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        • カフェ巡り
          2本

        記事

          ならまちカフェ:CHAMI

          店前のベンチにキラキラ輝く黄金の「°C」が有名であろう、こちらの店名はCHAMI(チャミ)。一見関係のなさそうな2人だが、どう言った意味があるのだろうか? 店内に入ってすぐ左の壁に大きく描かれた°C。どうやら明石の本初子午線のように座標の意味を表していそうだ。 そういえば地図帳の座標は°で示されている。また、地図を見る際に細かく区切られる区画は縦横ともにABCだった。つまりここはCの135.83°Eということか?EであるのにCなのは説明がつかないが、ともかく、パッとみて推測

          ならまちカフェ:CHAMI

          春の訪れ

          ふと外にでた。家の中でなにかがざわついている気がしたから。靴を履いて玄関の扉を開ける。風がない。 アスファルトの上に立つと私の体を後押しするように地面から這う風が体を撫でた。 春だ! 冬の強く荒ぶ風ではなく、例えばそう、あの小さな木で蕾を開いた花たちに、地面の窮屈な場所で太陽のような笑顔を見せるタンポポたちに春の訪れを教えるように。 夕暮れどきの美しい夕焼けは、外の空気は、早くも春の訪れを伝えていた。

          春の訪れ

          何もしたくないまま、死にたくはないよな。

          何もしたくないまま、死にたくはないよな。