喧嘩の中立になったら地獄を見た話 1

ー中学2年1学期ー

 久しぶりの学校でみんな会話しながら新クラスの名簿を1人づつ細かくに確認していた。
(えーと、自分のクラスは、、、1組か。仲いい子いるし大丈夫そうだなあ)
私は仲いい子がいたので少しホッとした。                   
下駄箱で靴を履き替えてるとすごい勢いで走ってくる子がいた。私の前に立つと同時に
「えー！！ゆー(私の名前)同じクラス！？めっちゃ嬉しい！！」と、大きい声で言われた。この子はA。Aとは中学一年生の時、ちょくちょく話していて、そこで仲良くなった。Aは頭が悪いがすごく可愛くて、面白くて、男女構わずフレンドリーな子だ。私もこういうフレンドリーな友達がいると思うと心強かった。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

 落ち着かない新しいクラスで初めてのホームルーム。みんな少し緊張していてどこか素っ気ない感じだった。
周りを見る限り小学生から仲のいい男女の友達が多くてすごく嬉しかった。特に、小学１年生から仲のいい女の子  K   がいてとても嬉しかった。この子とは昔から相性が良く笑いのツボも一緒で心の底から信用している子だった。

私は、A、K、私と3人組で行動していた。そこに新たに仲良くなった M がいた。その子もとっってもフレンドリーで明るく正義感の強い子だった。こうして私たち4人組でいつも行動していた。

ーでも、少し辛いこともあったー

廊下を4人組で歩くと、どうしても1人だけ後ろになってしまう。私の学校では、「廊下を歩く時は3列まで！」という決まりがあった。なんで奇数なんだよ、、、とか思っていた。そこで後ろに下がってしまうのは
私だった。
A,K,Mの誰かが急に割り込んでくる時があって、強引にはいられるため私は強制的に後ろにさがってしまう。

○○○←A,K,M
⚫←私

このようになってしまう訳だ。まぁ、私が強引に入ればいいだけの話だが、私にはそれが出来なかった。元々そんなに積極的？ではなかったから。全てネガティブに考えてしまうから。ここで強引に列に入って嫌な思いにさせてしまったらどうしよう。と、ずっと思ってしまっていた。

でも、毎日それが続くって訳でもなくてたまに隣を歩いてくれるのがKだった。とっても嬉しかった。私も変わらないといけないな。と思った。いつもと違う髪型にしたり、一重だからアイプチをして二重になるようにしたり、ダイエットとして頑張って走って、、、頑張って、頑張って。
努力が報われたように5kg体重が減っていた。周りからしたら大した事ないと思うかもしれないけど、私からしたらとっても嬉しかった。私は生まれつきすごくデブの大根足で一重で鼻が丸くてブスだ。私は変わりたくていっぱい努力してきた。けど、それはAの一言で全てが壊れた。

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