iOS UI/UX社内認定試験に合格した話

この記事について

所属している企業の社内認定試験に合格したのでそれについて書きます。
仕事ではiOSアプリではなくフロントエンドを開発を行なっていますが、副業でアプリ開発に触れていることや、UI/UXの試験への興味から受験しました。
試験についての感想や、Human Interface Guidelinesを眺めてみて気になったことを書いています。

試験について

Human Interface Guidelinesを元にした試験で、社内の方が纏めた資料を元に学習を行いました。
各セクションごとに資料と小テストが用意されており、セクションの理解度を確かめながら、最終試験へと進んでいきます。

試験を受けている間に、普段何気なく使っていたiPhoneの構成要素の名前を知ることができました。受験後にiPhoneを触っていると、「お、これはAction Sheetだな!」という感動がありました。

認証や機能の許可に関する情報も提供されており、自分の使っているアプリでどのように使われていたのかを思い出しながら学習を行い、合格することができました。

合格したぞ〜

ガイドラインを見てみる

Human Interface Guidelinesは6月に日本語版が公開されました。
試験作成時は英訳をしながら資料を作成していただいたようなのですが、日本語版が公開されたことで読みやすくなったので実際にガイドラインを見てみました。

目玉はApple Vision Proについてのガイドラインのようです。新しい操作方法のデバイスを公開し、すぐにそのデバイスのUI/UXについてガイドラインを公開するAppleのスピード感に驚きです。

気になったセクション

特に興味深いと思った部分は、右から左へ読まれる言語を使用するUI/UXについてのセクションです。このセクションでは、アラビア語やヘブライ語などの文字が右から左に流れる言語のUI/UXについて説明されています。

アラビア語でアプリを利用する機会などないので、UIが変化するということを初めて知りました。
文字だけでなく、アイコンの見た目が変化することや、英語とアラビア語が混ざった時の表示方法などが記載されています。

実際にiPhoneの言語設定を変えて確認してみることにしました。

アラビア語になったiPhoneの画面

ナビゲーションバー右の戻るボタンが右向きになっていることが新鮮ですね。
画面上部に配置されている電波や充電のアイコンも反転しており、違和感があります。
時間の表示は可愛くなっている…!
他の画面を見に行くと日本語に戻せなくなりそうで怖かったのでこの画面しか見ていないですが、確かにUIが反転していることが確認できました。
Appleが提供するUIコンポーネントを利用することで、このような反転した表示を提供できるようです。

終わり

iOS UI/UX社内試認定験を通して、iOSの基本的な要素や仕組みを知ることができました。
また、Human Interface GuidelinesにはiOS開発に限らず、ユーザー体験を高める方法が記載されていることを知りました。
普段ユーザーに近い部分の開発を行なっているため、ガイドラインに目を通しておくと役立つことがあるように感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?