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読書感想記

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読み終わった本の感想を徒然と。
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記事一覧

タイムマシン

H.G.ウェルズの『タイムマシン』を読んだ。 80万年後の未来にタイムリップした話だが、 まず…

4

あしながおじさん

ジーン・ウェブスターの『あしながおじさん』を読了。 私の中ではタイトルだけが一人歩きして…

おがちかつ
12日前
6

パラダイス・ウォーカー

中村勝雄さんの『パラダイス・ウォーカー』を読了。 脳性まひの著者がハワイや香港への一人旅…

おがちかつ
2週間前
3

ガラスのうさぎ

高木敏子さんの『ガラスのうさぎ』を読了した。 筆者少女時代の戦争体験をありのまま書き綴っ…

おがちかつ
3週間前
4

キング牧師〜人種の平等と人間愛を求めて

岩波ジュニア新書 『キング牧師〜人種の平等と人間愛を求めて』を読んだ。 キング牧師といえ…

おがちかつ
3週間前
3

たけくらべ

現代語訳のたけくらべ、にごりえを読んだ。 吉原で少女から大人の女性になる姿を描いたたけく…

おがちかつ
3週間前
2

ガラスの地球を救え

手塚治虫の『ガラスの地球を救え』を読了した。手元に置いておきたい一冊だ。 手塚治虫の漫画はアトムとかブラックジャックをアニメで観ただけで、ちゃんと漫画で読んだのはアドルフに告ぐだけ。 それでも 数々の作品について、手塚治虫は こんなことを思いながら描いてたのか、 と感嘆した。 簡単な言葉で、身近な例で綴っていく言葉からは手塚治虫の謙虚な姿勢が表れているような気がした。 そしてここで綴られている手塚治虫の未来への危惧、その通りの今になっていることに気づく。 想像力の大切

太陽の子

灰谷健次郎の『太陽の子』を読んだ。 主人公のふうちゃんが、周りの大人の過去を知り、沖縄を…

おがちかつ
1か月前
3

中原中也詩集

特に読みたい本もなく 中原中也を読んでみた 詩というものの甘美さは 何度読んでもわからない…

おがちかつ
1か月前
6

君たちはどう生きるか

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』を読んだ。 岩波ワイド版というやつ。 叔父さんのノート…

おがちかつ
2か月前
3

失楽園

ジョン・ミルトンの失楽園を読みました。 勝手なイメージで難解そうだなぁと後回しにしていた…

6

菜の花の沖1

高田屋嘉兵衛のお話。 久しぶりに司馬遼太郎さんの本を手に取った。 やはり面白い。 何が面白…

おがちかつ
10か月前
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アンネの日記

「どんな富も失われることがありえます。けれども、心の幸福は、いっときおおいかくされること…

おがちかつ
2か月前
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杉原千畝

『六千人の命のビザ』を読む。 杉原千畝の功績は知っていたが、 この本の中の一文にゾッとした。 「それがアウシュビッツなどの収容所に送られて残虐な方法で殺されるまでになっていたのだと知ったのは、戦後になってからのことでした。」 ユダヤ人虐殺は、外交官の家族も知らなかった。 ということは、今起きている戦争においても知られていないだけで残虐なことが行われているかもしれない。 1日も早くまず停戦を。 そう願わずにはいられない。