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2020.04.23 1ヶ月ぶりに本を読んだ日。

今日はよく眠れて、久々に体調良く元気に目覚めた。
家事が一段落した後、SNSをチェックする。私が所属しているもぐら会のslackに4月初旬、「今日の体調」というスレが立ち上がった。ほぼ毎日何となく書き込んでいるのだが、これによって客観的に自分の体調について振り返る習慣がついた。そして、私の場合「寝る前にスマホを長時間見てしまったとき」というのは、翌朝必ず疲れていることがわかった。寝る前にスマホを見るのは、1日の終わりに育児から解放された至福のひと時でだったのだが、どうやら止めた方が良さそうだ。前から良くないとは思っていたのだが、これで止める決心がついた。体調がよいというのは何よりも素晴らしいことだと体は感じていて、夜のスマホの快楽と天秤にかけても前者の方がどうみても上だ。今晩からは、絶対にスマホを開くまいと誓う。
ちなみに、日本赤十字社が出している「感染症流行期にこころの健康を保つために」というリストでも、「自分自身の体調を客観的に、落ち着いて評価」することが提唱されているので、この時期に体調を客観的にみることはおすすめである。

子どもたちに卵焼きとサラダの朝食を食べさせたあと、公園に。今日はひとりで3人連れて行ってみたのだが、行きたいところに行けない双子のひとりが大泣きしてしまい途方に暮れているところに母が通りかかったので、結局母に付き添ってもらった。今日は3時間のコースで、大人もへとへとになった。都会の公園と違って、空いているのがありがたい。

そのあと子どもたちにごはんを食べさせ、双子をおんぶで寝かしつけて、少し繕い物などをしたあと、『暇と退屈の倫理学』の結論を読み始める。この本は、3月に読み返していたのだが、最後の方だけまだ読めていなかった。3月の終わり頃からコロナ疲れなのか育児疲れなのか、よく分からないが紙の本が読めなくなっていた。久々に本を読む気力が湧いてきたのはいいことだと思う。
『暇と退屈の倫理学』だが、この自粛生活前のタイミングで読み返せて良かったと思う。それまでは時間は何か生産的なことに有効に使わなければという思いが強かったが、パン作りでも部屋の片付けでも何でも楽しかったり気分がよくなれば良いかと思えたからだ。

夜はカレーを作った。カレーは簡単に作れてたんぱく質も野菜も取れるので、最近は必ず水曜日に作っている。なかなかメニューのレパートリーが増えないのが悩ましい。

夜、子どもたちを寝かしつけたあと、楽しみに待っていた『ひとりじゃない』を読む。これは先日見たドキュメント72時間の病院のコンビニの回で出てきた、すてきな産婦人科医女医さんの本である。彼女が大学時代に書いた性教育活動の本なのだが、圧倒されながら一気に最後まで読んでしまった。夜に本を一気読みしたのなんて思い出せないくらい、久しぶりだった。それほど夢中で読んでしまった。私は昔いじめにあったことと、親からあまり褒められなかったことが、今の自分の自己肯定感の低さに繋がっていると思って生きてきたのだが、本を読むと彼女も同じような境遇にあったらしい。それなのに、この行動力やエネルギーの違いはどこからくるのだろうかと考えたが、生まれ持ったものとしか思えない。私が未だにそこから離れられない昔のいじめとか親から褒められなかったという事実は、その人が今現在どうあるかとはあまり関係ないのかもしれない。その事実に気付いて愕然とした。そして同時に救われた気持ちがした。

圧倒されてしまい、読んだ後はしばらく眠れず、結局夜更かししてしまったのだが、スマホを見なかったことは自分をほめたい。