居場所
ほらね。
あなたはいつでも私を受け止めてくれる。
あなたに何度救われたことか――
あなたのことをどれだけ大切にしたいと思ったことか――
あなたと出会えて私は幸せだよ。
まだ朝日も昇らない時間にアラームが鳴る。
隣から温もりを感じる。
おはよう
そう声を掛け合った後は、お互いの体調を気にしながらも、ほぼ無言で身支度を済ませる。
そして、大好きなお家を一緒に後にする朝5時過ぎ――
職場に着いた時、ご飯を食べる時、体調に変化があった時、お互いに連絡を取る。
早く帰りたい
早く会いたい
そんな思いがメッセージに乗る。
自分も相手のことが大切だし、相手も自分のことが大切なんだと認識する。
そんなお昼過ぎ――
辛いことがあっても、嫌なことがあっても、体調が悪くても、あなたの顔を見てあなたの温度を感じることが出来ると、すべてが軽くなる。
嬉しいことがあって、喜んだ出来事があって、面白い話があって、そういう時も、あなたの顔を見てあなたの温度を感じることが出来ると、すべての感情が2倍になる。
きっとあなたも同じことを思っているんでしょう。
そう、顔に書いてあるから。
ただいま
そんな17時過ぎ――
一緒に夜ご飯を作って、横並びで食べて、たまにボードゲームをして、たくさんお話しする。
お互いに眠さの限界が来る21時30分――
ベッドで幸せを一緒に感じる時間が大好きだよ。
おやすみ
そんな22時前――
眠りにつく時、いつも思う。
あなたは、自分のことが頻繁に嫌になってしまう私に、心からの言葉をかけてくれるね。
漫画や小説、ドラマでしか目にしたことのないような言葉が真正面から飛んでくる。
あなたのその言葉、その表情、その温もり、その心から、私がどれだけ救われたか。
だからね、あなたに私もこうやって言うんだ。
どんな時でも帰ってきたいと思える場所であるから。
私の前では、居たい自分で居てほしい。
笑いたい時には思いっきり笑って、泣きたい時には涙が出なくなるくらいまで泣いて、幸せな時は一緒にその思いを噛みしめて、疲れた時には全力で甘えて、そういう日を過ごしていこう。
こんな思いにさせてくれて、そんな思いを持ってくれて、ありがとう。
私もあなたを大切にするから。
また明日も、おはようから始めよう。
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