在宅勤務を体験!これは誰もが気軽に使える制度であってほしい。

勤め先が、モニター的に在宅勤務の体験を募集していたので応募して実際やってみました!まだまだ課題はあると感じましたが、これは本当に誰もが気軽に使える制度であってほしい。


別に、「これいいよ!みんなもやればいいのに!!」ということではなくて(いや、オススメしたいくらいいいと思いましたが)、たくさんの人が制度を利用しないと制度利用に十分な環境に成長しないな、という話です。


今、私の勤め先では在宅勤務制度は事情のある人だけが利用する制度で、制度利用者は全社員の1割にも満たないんです。在宅勤務制度利用者がマイノリティーで、利用していない人がマジョリティー。大体の企業がまだまだそんな感じではないでしょうか?これでは、何か事情を抱える制度利用者人のために、制度を利用しない人が協力してあげている、という構造がどうしてもできあがってしまいます。悪意なく。


在宅勤務制度って、事情を抱える人にとっても働きやすい職場作り、その先にあるのは離職者を減らすためにあるものだと考えています。なのに、制度を利用できる人を限定し、制度利用者が少ないと、制度利用者は「周囲に迷惑をかけている」と肩身の狭い思いをします。在宅勤務を成立させるには、ペーパーレス化を進めざるを得ません。目の前にいる人に仕事を頼むより、目の前にいない人に仕事を頼む方がやはり気も頭も使います(目の前にいる人であってもそれくらい気も頭も使えよ、とは思いますが)。そういったことを、ごく一部の在宅勤務制度利用者のためにやっていると感じる人が多いのが現状ではないでしょうか。理解のない職場だと、むしろ事情を抱える人を働かせてあげている、わがままをきいてやっている、ということにもなりかねません。


でも、もしこれが、制度を利用する人と利用しない人が半々だったら?在宅勤務が物珍しいものでなくなったら??ごく一部の人のための制度ではなく、社員の多くが利用する制度なら、協力してあげている、働かせてあげている、わがままをきいてやっている、とは、思えなくなりませんか?


昔と比べれば、女性にとっても働きやすい世の中にはなってきました。まだまだ足りないことだらけですが、働く女性が増えたことで変わらざるを得なくなったことがたくさんあるはずです。在宅勤務制度でも同じことが言えるでしょう。制度利用者が増えれば、良識的な企業であれば変わらざるを得なくなるのです。


在宅勤務をするとできない業務があるから気安く制度利用しない、ではなく、在宅勤務でできない業務があるなら解決するための工夫をする、でありたい。そんな思いで、現在通勤徒歩数分、独身子なしの一人暮らし、親も本人も健康そのものな、在宅勤務と縁遠い私もモニターに参加しました。そして、そんな私も来年結婚して通勤が1時間以上かかるようになります。子供ができるかもしれません。親が要介護になるかもしれません。明日、何がどうなるかわからないのです。


みなさんも、在宅勤務制度が利用できる環境ならぜひ利用してほしいな、と思います。最初は風当たりが強いかもしれません。でも、改善を重ねながらやっていけば、仲間も増えてくるはずです。女性が利用するもの、みたいになりつつあるので、男性にも積極的に利用してもらいたいです。在宅勤務制度を利用して、在宅勤務が当たり前になるまでの歴史をみんなで作りましょう!

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