なぁ、なんでみんな社内SNS導入せーへんの?

これまでも社内SNSについては何度かnoteに書いてきました。



これまでは、職群転換した元一般職も意見を気軽に言えるようになる訓練と自分を活かせる仕事を見つけるのに、社内SNSは最適ですよ、という趣旨で書いてきました。今、職群なんて関係なく、改めて社内SNSの威力を痛感しています。



セールスフォースのChatterで、私の作ったレポートやダッシュボードにいつも意見を寄せてくれているAさんと今、新しいダッシュボードづくりに取り組んでいます。ある程度形になってからChatterには公開したいので、クローズな場であるGoogleのChatで毎日打ち合わせを重ねています。例えばこんな感じ。



A:まずは認識をすり合わせたいんだけど、~~~~って、~~~~ということでOK?

私:そうですね、ほぼほぼ同意です。~~~~だけは~~~~ですが。

A:こういう目的で、こういうダッシュボードを作りたい。手伝ってもらえる?

私:お任せあれですよ!

ー翌日ー

A:○○が一覧になってるレポートって作れる?

私:できるんじゃないですかね?ちょっと時間くださいね!

ー1時間後ー

私:できましたよー!(レポートのURL)

A:さすが!これって△△の条件で絞り込める?こういう目的でダッシュボードに入れたい。

私:おーいいですね!できますよ!!(条件で絞り込んだレポートのURL)

A:できるんや!ありがとう。ダッシュボード、ここまでできてるよ。(ダッシュボードのURL)

私:はっや!さすが!!



そして、このやりとりの数分後にはAさんがChatterに新しいダッシュボードをアップしていました。



これの何がすごいのかって、Aさんと私、会ったことも話したこともないんです。お互い相手の年齢も知りません。たぶんAさんが先輩で私が後輩のはず。顔はセールスフォースのアイコンで知っているだけです。働いている場所も、気安く行ける距離ではありません。唯一の接点は、日常的にセールスフォースでレポートやダッシュボードを作ってはChatterに上げている、ということだけ。



セールスフォースのChatterというオープンな社内SNSでのやりとりだけで、ほぼ知らない人とひとつの成果物を生み出せる関係性を築けるのです。しかも、その成果物はクローズな社内SNSでのやりとりでスピーディーに作成できてしまう。こんなことが、これまでの時代にできたでしょうか?



私が勤めているのは、IT系でもスタートアップでもない、老舗の機械メーカーです。ITとはこれまで縁もなく、情報弱者と呼ばれる人がゴロゴロしている環境です。そんな環境でも、私たちは社内SNSによって仕事のやり方でイノベーションを起こすことができました。



社内SNS、みんな導入しましょうよ!もちろん、最初からはうまくいきません。導入にはいろんな障壁もあるでしょう。でも、多少のリスクやデメリットを背負ってでも、導入する価値があります。こんな便利なもの、使わない手はないです。

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