子どもと友達になる方法

私の特技の一つは、幼稚園児でも小学生でもすぐに友達になれること。

例えば、土曜に私と小2の子、小3の子で木工をしていた時の会話…
小2の子「昨日(木で)パンを作ったから、今日はチーズを作るの」
私「いいね、一個いくらで売るの?」
小3の子「五万!」
私「高くない?」
小2の子「全部私1人で手作りするから」
小3の子「そう、特別なやつだから、高いの」
小2の子「でも、ちゃんとした値段はできあがってから決めるの。」
私「今は決めないんですね」
小2の子「作った後によくできたら、高い値段になるの」
小3の子「プロだからね」

子どもが嫌いって言う人に、私は物申したい…
子どもは思われてるほど子どもじゃないと。
この子たち頭いい子だね!って思うかもしれないですけど、会話のキャッチボールをしてない(足りない)から知らないだけなんです。

他の例
小4の子とカレーを作っている時
小4の子「なんでズッキーニがあるの」
私「彩が良くなるからじゃないかな」
小4の子「いや、見た目なんてどうでもいいじゃん。食べたら一緒!」
私「まぁ、胃に入れば同じだよね。」
小4の子「いれたくないなー」
私「先に入れて溶かせばいいんじゃない」
小4の子「でも、それしたら◯◯(お母さんの名前)怒るもん」
私「そうなの」
小4の子「ちょっとだけならとかしていいかな」
…この後お母さんの前で内緒にしてたことを忘れて溶かしたもんね!と言ってしまう…

見ればわかるように、子どもと大人で私の態度も話す内容も声のトーンもやることも何にも変わりません。わざと簡単な言葉を使うことさえしません。(わからなければ言ってくれるから)

だって…何も変わらなくないですか?

子どもの方がむしろ、「なぜ自分はそうするのか」を考えられているので話をすると面白いことが多いです。
当たり前とか一般的にとかを知らないから、自分でどうしてそうするのか考えるからです。

ただ大人は早く生まれてきただけ。
差があるのは「経験と知識」
態度を変える必要もなければ、偉そうにする必要もないし、友達になれない理由はありません。
年の差より「考えていること」「考えたこと」の差(違い)に目を向けてコミュニケーションをとった方が楽しいと思います。
こうやって考えるだけですぐ友達になれるようになります。
(そもそも大人とも友達になれないならちょっとコミュニケーション全般を見直すべきですが…)

子どもは差別をしないことが多いです
「なんで違うの?」は気になるけれど
それにちゃんと答えてあげられるちょっと先に生まれた友達でありたいなと思います。
差別をしない友達と一緒に過ごすのは大人にとっては心地良いと思います。何かこの考えがヒントになればいいなと思います。

おまけ
嬉しかった小学校1年生の子の言動

私が塾で教室の準備をしていた時
小1の子「先生、その箱持って行くよ」
私「重たいからいいよ、ありがとう」
小1の子「大丈夫だよ。僕は男の子だから」
私「さすが、お兄さん」(補足:私は老若男女問わず人のことをお兄さん、お姉さんと呼びます)

この時、その子は小さいから持てないって思ってたんですけれど、「男の子だから」って言われた時に、そっか上下で私と比べて私の方が力あるって考えないのかと思い嬉しかったです。

おまけ2
すごいなと思った会話
小4の子「頭いいんでしょ、京大に言ってるんだもんね」
私「京大には行ってませんよ」
小4の子「ハーバードにも受かったんだもんね」
(ここでそういう弄り方だと気づく)
私「ハーバード…」
小4の子「でも行ってないんだよね」
私「あー、ハーバード受かったけど行かないっていうかっこいいやつね」
小4の子「違う違う、ちょっと良くなくてやめさせられるやつ」
私「あー、退学させられて日本の大学を受け直して入ったのか…。まぁそれにしても京大はすごいな」
小4の子「なんですごいの?」
私「うーん、賢い人が行くから」
小4の子「大学は全部そうじゃないの?」
私「確かに大学は世間一般的にそうかもね」

思い出しても、言い返し方がわからないな…
建設的な会話。

おわり

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