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連載記事|#5 事務局のキレイな去り際とは。
多くの組織で必ず存在しているであろう「事務局」という立場について、そのメリットや魅力を4回の記事に分けて紹介します。
この記事は連載記事となっております。トップページはこちらになります。
4.良い「終わらせ方」とは?
なんだかんだで着任した事務局も、課題解決が目に見えてくると急激にトーンダウンします。
良い意味で事務局は不必要な存在になるものです。
なんだか寂しい気持ちになるかもしれませんが、事務局の終わり方は華々しく労を労われることはありません。
静かにフェードアウトするのが通例です。
そこで、事務局としての終わり方について少しでも気持ちよく終わる方法を紹介し、この連載記事も終えたいと思います。
✅自分の成果を主張しない
とにかく肝心なのは自分自身を持ち上げないこと。
何度も言うように、事務局は主人公ではありません。
チームの成果は、チームのメンバーが成し遂げたものです。
事務局のあなたが「やったぜ」などという態度は、誰も称賛してくれません。
最後の最後まで、メンバーによる成果であることを忘れないようにしましょう。
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✅細かい段取りを残さない
他のパターンとしてよくあるのが、任期が決まっている場合。
あなたが着任した事務局は今年度の活動だとして、来季は別の人が事務局になると分かっている場合、どうすればキレイに終われるか?
その答えの一つに、あなたが苦労して作り上げた体制や仕事の段取りを後任へ押し付けないことがあります。
それを喜ぶ後任の人も大勢いると思いますが、結局そのやり方を引き継いでも上手く回らないことが圧倒的に多いです。
ましてや、そういった事態になった時、あなたに助けを求めにくる事も多々あります。
せっかく終わった任務に、再度引き込まれる事にも繋がります。
あなたのやり方は、あなたが一番上手にできる方法です。
その方法や段取りを細かく引き継ぐのはやめておいたほうがいいでしょう。
ざっくりと要点だけ教え、その方法は後任の人に委ねたほうが良い結果を生みます。
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✅メンバーとの次の機会を大切にする
事務局のポジションにつくと、多くの人との出会いがあります。
事務局の任務にあたっている時はそれぞれの役割や立場もあってぎこちない関係だったとしても、別の機会で会った時にはその人の印象が大きく変わることはザラにあります。
そしてそれは、逆の事も言えます。
淡々としてた事務局の仮面を脱いだ時、本来のあなた自身の人柄を改めて見てくれる人もたくさんいます。
メンバーとの「次の機会」があったとしたら、全力で対応しましょう。
きっと新しい関係性が構築できるでしょう。
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人と関わることで、人間としての成長の機会がたくさん発生します。
そして、あなた自身が気づかない間に成長していることもたくさんあります。
がむしゃらに努力を重ね鍛錬や勉強をすることだけが、自己成長ではありません。
事務局は、最高の成長の機会です。
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