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自分のキャリアは、自分に教えてあげよう。

#私の学び直し

キャリアパーツって何?という方は、先にこちらの記事を見ていただけると分かり易いかもしれません。


自分のキャリアを考える上で一番大変なのは、

自分が生きている間に何をすべきか

を決めることじゃないでしょうか?

実際にこんな禅問答のような問いに真正面からぶつかっていく人は少なくて、自分自身とその家族の幸せを願う人が多いと思います。
社会的に不安定な生活を強いられている人なら、尚更ですよね。

さて、そうした状況にない「自己実現欲求」の高い人がキャリアという言葉に敏感だと思いますので、そういった人をイメージしながら記事にします。

ここでは私の体験談を紹介することにとどめます。本格的にキャリアを考えたい方はキャリアコンサルタントの支援を受けることをおすすめします。

✅まずは遠い昔の自分を呼び覚ます

まずは遠い昔の自分から振り返ります。それこそ、物心付く前の自分から。

私はクルマがすごい好きだったそうで、交差点で行き交う車種名をバシバシと答えていたそうです。4歳頃だったかな?
小学生の頃は曲がったことが嫌いで、正論を振りかざすことが多かったです。悪く言えば協調性がなく、我が強いと先生にも指導されてました。

・・・といった感じで、自分が何が好きで、どういう性格だったということも振り返ってみましょう。
本来の自分自身は、物心付く前という自己認識できない時期なんて、なんとも皮肉なものですよね。

✅好きだったことを思い出す

それらの振り返りと並行して、自分が好きだったことを思い出しました。

クルマやロボットが好きで、ミニ四駆やガンダムにハマっていた記憶があります。加えて、単なる趣味ではなくて好きだった「習慣」や「勉強」にも伸ばして考えました。学校内の動物の世話や新聞係が好きだったり、授業は国語や理科が好きだったり。
学級委員や班長などのリーダー役も好きでした。ただ、みんなの人気者というよりは風紀を乱す行為が嫌いだったから、注意できる立場になりたかっただけのような気もします。

主に学生時代の記憶が中心となるかと思います。
恥ずかしいので書きませんが、恋人の特徴なども自分の求めていることが如実に現れたりします。
・・・そんなのキャリアと関係ある?
と思われそうですが、恋愛から得られた教訓は思いの外大きかったりするものです。

✅今の自分とのギャップを見つける

さて、こうやって振り返っていくと、今の自分とのギャップが薄っすら見えてきます。
「昔は楽しかったのに、今は全然興味ないなぁ」
とか
「今何故か苦手だったことを仕事にしているなぁ」
とか。

このギャップ部分が、キャリアパーツの候補となり得るのです。

私の場合だと、我の強さと国語力というのが、現在の状況から忘れさられていたギャップになりました。昔の面影を潜めてしまっていましたね。

✅キャリアパーツの精製

ここからは、キャリア開発の手法に則って進行していきます(私が体験した手法であり、全てにおいて正しい方法というワケではありません)。

詳細は別記事で書いていますが、概要を書くと

  1. 自分棚卸しをする

  2. キャリアバランスシートの自己資本、他人資本、固定資産、流動資産を埋める

  3. 固定資産の中から流動資産になりそうなものを見つける

  4. キャリアモデル図を作成する

というステップになります。

この「流動資産」という言葉は、雑に表現すると「稼ぎ口」になります。ただ、稼ぐといっても金銭だけでなく、評価・名声や奉仕活動等における世の中の困りごと解消なども含みます。
これがキャリアパーツを精製する上での、基材になります。

✅新しい自分にワクワクするか?

これらの苦しい作業を乗り越えるとキャリアパーツが見えてくるのですが、それに対して自分自身がワクワクするか、が最も重要です。

なんの取り柄もないサラリーマンだったけど、自分が生きている間に何が出来るだろうか、という漠然とした思いに対する答えがキャリアパーツ。
それをこれから自分が進めていくという状況に、
「めんどくさそう」
「そこまでやるつもりはない」
と感じるのであれば、恐らく続かないですしモノにならないと思われます。

冒頭で述べたような「自己実現欲求」の高い人ほどワクワクするだろうし、現状の生活に満足していて自身と家族の幸せを願うのであれば引いてしまうのは当然だと思います。

この時の感情が、ターニングポイントです。
無理をせず、この時の感情に従ってもらえればと思います。

✅これからの人生に価値を見出すため

企業の中でコツコツと仕事を続ける。
家庭を最優先して家族のお世話に従事する。

そういった価値観や歴史観を大事にしたい一方で、前衛的なグローバルの潮流に合わせ個人の才能を発揮して金銭を稼ぎ、消費と納税を促す政策も理解できます。
それら外部環境は、個人の力ではどうにも変えれません。

だとしたら、自分が納得できる人生を歩めるよう、自分で選択して行動する能力が求められます。
キャリアパーツを全員が作り出す必要は無いと思っています。
キャリアパーツができなかった、という答えもまた、その人にとっての人生の答えになると思います。
自分のキャリアを自分に教えるとは、そういう意味だと思います。

一人でも多くの人が納得した人生を過ごせるように。
そして、私にできることをこれから全力でやっていく。
そんな事を、学び得られました。

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